3.4.1. 命令のタイミング表

ここに示す表には、命令の各カテゴリについて有用なタイミング情報が記載されています。各列の定義は次のとおりです。

命令

命令のニーモニックはARM UAL形式です。等価な従来のニーモニックについては、『ARMアーキテクチャ リファレンスマニュアル』を参照して下さい。

形式

タイミング情報が記載されている命令のレジスタ形式。同じ行に複数の形式が記載されている場合、それらの形式すべてに、そのタイミング情報が適用されます。オペランドによって実行時間が異なる一部の事例では、オペランド型の情報が表に記載されています。例えば、VFPタイミング表のTable 3.2では、単精度と倍精度の演算について、それぞれ.Fおよび.DのUAL修飾子が記載されています。データ型指定子が省略されている場合、そのエントリに関係するすべての指定子について記載事項が適用されます。

サイクル数

特定の命令の実行に消費される発行サイクル数で、オペランドのインターロックが存在しない場合の、命令あたりの絶対最小サイクル数です。

ソース

ソースフィールドは、命令の発行が許可されるために、ソースオペランドが利用可能である必要がある実行サイクルを示します。ここに示されているカンマで区切った一覧は、形式フィールドのものと一致し、それぞれの値が適用されるレジスタを示します。

クワッド(Q)レジスタを含む単一の形式について2つの行がある場合、ソースレジスタの上位半分と下位半分を構成する各ダブル(D)レジスタは別々に処理されることを示しています。最初の行はクワッドレジスタの下位半分、2番目の行は上位半分について、それぞれ同じ情報を示しています。

結果

結果フィールドは、演算の結果が利用可能になる実行サイクルを示します。この時点で、その結果を他の命令のソースオペランドとして、フォワードパスを使用して利用できます。ただし、一部の命令ペアでは、値がレジスタファイルに書き戻されるまで待つことが必要な場合があります。

ライトバック

ライトバックフィールドは、結果がレジスタファイルにコミットされる実行サイクルを示します。このサイクルから、命令の結果は他の任意の命令のソースオペランドとして利用可能です。

Note

先行する命令によって特定の同じレジスタへのライトバックが発生する場合、その命令は発行されないことがあります。

ここでは、次の内容について説明します。

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