2.4.1. スキャッタローディング

スキャッタローディングにより、スキャッタローディング記述ファイルと呼ばれるテキストの記述ファイル内で、ロード時と実行時のメモリ内のコードとデータの位置を指定できます。このファイルは、コマンドラインで --scatter オプションを使用すると、リンカに渡されます。以下に例を示します。

armlink --scatter scat.txt file1.o file2.o

スキャッタローディング記述ファイルでは、メモリ領域をアドレス指定することにより、ロード時と実行時におけるコードとデータの位置をリンカに示します。

スキャッタローディング領域

スキャッタローディングは以下の 2 つのカテゴリに分類されます。

  • リセット時とロード時にアプリケーションコードとデータを保持するロード領域。

  • アプリケーションの実行中にコードとデータを保持する実行領域。アプリケーションの起動中に、各ロード領域から 1 つ以上の実行領域が作成されます。

イメージ内のすべてのコードとデータは、1 つのロード領域と 1 つの実行領域に保持されます。

起動中、__main 内の C ライブラリ初期化コードによって、イメージのロードビューから実行ビューに移動する必要のあるコードとデータのコピーおよびゼロ初期化が実行されます。

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