6.10. プリフェッチアボートハンドラ

システムに MMU が存在しない場合は、プリフェッチアボートハンドラでエラーを通知して実行を終了できます。MMU が存在する場合には、アボートを発生させたアドレスが物理メモリに復元される必要があります。lr_ABT は、アボートの原因となったアドレスの次のアドレスにある命令を指しているため、復元されるアドレスは lr_ABT - 4 にあることになります。そのアドレスに対して仮想メモリのメモリ障害が処理されると、命令フェッチが再試行されます。プリフェッチアボートハンドラは、次の命令ではなく、アボートを発生させた命令に復帰します。以下に例を示します。

    SUBS    pc,lr,#4
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