6.3.2. 複数のバージョンが混在したライセンスファイルのライセンスが発行される順序を定義できますか?

ライセンスがサーバによって発行される順序を制御できるかどうかは、使用しているライセンスサーバソフトウェアのバージョンによって異なります。

FLEXnet v10.8 ライセンスサーバソフトウェア

FLEXnet ライセンスサーバソフトウェアのバージョン 10.8 を使用している場合、ライセンスサーバの起動時にライセンスファイルを解析する際のライセンスファイルのソート順序はデフォルトで定義されています。 1 つのライセンスファイル内のデフォルトの基本的なソートの規則は、最も高い優先度から最も低い優先度の順で、以下のとおりです。

  1. INCREMENT はアルファベット順でソートされます。

  2. 非カウント INCREMENT は、カウント INCREMENT より先に発行されます。

  3. 古いバージョンの INCREMENT が新しいバージョンより先に発行されます。

    Note

    FLEXnet のマニュアルには、新しいバージョンが古いバージョンよりも優先されると記載されていますが、Acresso のサポート部門は、この記載が誤りであることを認めています。

  4. 最新の START= date が指定されているライセンスは、古いライセンスより先に発行されます。

ライセンスの順序を定義するには、必要な INCREMENT 行に SORT=nnn エントリを追加します。このとき、nnn は 000 ~ 255 の整数を意味します。SORT 値が小さくなると、優先度は高くなります。 デフォルトのソート値は 100 です。SORT がユーザによって定義されていないときにこの値が使用されると、100 より小さい値を含む行は未変更の行より先に表示され、100 より大きい値を含む行は未変更の行の後に表示されます。

例えば、バージョン 3.1 および 4.0 のライセンスファイルに compiler INCREMENT がある場合、以下のように SORT 属性を 3.1 INCREMENT に追加すると、3.1 ライセンスが最初に使用可能になることを確認できます。

INCREMENT compiler armlmd 3.1 permanent 5 271940CDEFA0 \SORT=010 DUP_GROUP=UHD ISSUER="ARM Ltd" ...

FLEXlm v9.2 以前のバージョンのライセンスサーバソフトウェア

バージョン 9.2 以前のバージョンの FLEXlm ライセンスサーバソフトウェアを使用している場合、異なるバージョンのツールのライセンスの発行順序は指定されていません。 すなわち、古いライセンスが使用可能な場合でも、古いバージョンの開発ツールが新しいバージョンのライセンスをチェックアウトしてしまう可能性があります。 オプションファイルを使用して、どのユーザがどのバージョンのツールライセンスにアクセスできるかを制限できます。 詳細については、ライセンスされた特定の機能へのユーザのアクセスを制限するにはどうすればよいですか?を参照して下さい。

Copyright © 2002-2004, 2006-2008 ARM Limited. All rights reserved.ARM DUI 0209HJ
Non-Confidential