6.3.6. ライセンスされた特定の機能へのユーザのアクセスを制限するにはどうすればよいですか?

浮動ライセンス管理者は、オプションファイルを使用して、名前付きユーザまたはクライアントコンピュータに対して特定の機能を制限することができます。 また、特定のユーザまたはコンピュータに特定のタイプのライセンスが発行されないようにすることもできます。 これは、2 つ以上のバージョンの ARM ツールを使用可能にするライセンスを取得し、どのユーザがどのバージョンにアクセスできるようにするかを制御する場合に、特に便利です。 オプションファイルを使用すると、この操作を実行できます。

オプションファイルを使用するには、オプションファイルを作成し、オプションファイルを使用できるようにライセンスサーバを設定する必要があります。

オプションファイルの作成

オプションファイルはテキストエディタで作成できます。 オプションファイルには .opt 拡張子を使用することをお勧めします。 オプションファイルを作成したら、各 ARM ライセンスサーバにコピーします。

サンプルのオプションファイルおよび重要な構文の一部とその説明を以下に示します。 この例では、ライセンスファイルに RealView Development Suite v4.0 と ADS v1.2 の両方のユーザが含まれています。 定義済みユーザを含む 2 つの定義済みプロジェクトグループとビルドコンピュータのセットがあります。 管理者は、指定された機能のユーザ数をグループ単位で制限し、特定のユーザおよびクライアントについて RealView Development Suite v4.0 コンパイラのユーザ数も予約するとします。 特定のユーザは RealView Development Suite v4.0 コンパイラライセンスを取得できません。

以下の許可と制限が要求されます。

  • host_group "buildbox" のビルドコンピュータでは、バージョンに関係なく、常に 2 ユーザのコンパイラライセンスが許可されます。

  • グループ "project_talisker" (user1 ~ user5)のユーザは、最大 3 ユーザにいずれかのバージョンの fromelf ライセンスが与えられます。

  • グループ "project_macallan" のユーザは、常に 1 ユーザだけコンパイラバージョン 4.0 を使用できます。

  • User7 は、グループ "project_macallan" に属していても、バージョン 4.0 のコンパイラライセンスを取得することはできません。

以上の内容を実行するオプションファイルは、以下のようになります。

# License Options File example by ARM Limited
# -------------------------------------------# This example should be modified as required for your own licensing # environment.# Turn off case sensitivity for group and hostnames# (Only valid in FLEXnet 10.x.  In FLEXlm 9.x, you need to ensure that #  case of groups and hostnames is consistent, and comment out the following 
# line.)#GROUPCASEINSENSITIVE ON# Groups are defined here# --> use the form:  GROUP group_name user_list#GROUP project_talisker user1 user 2 user 3 user4 user5GROUP project_macallan user6 user7 user8 # Host Groups are defined here# --> use the form:  HOST_GROUP group_name host_list#HOST_GROUP buildbox buildpc01 buildpc02# Define usage restrictions below# --> use the form:  OPTION feature[:keyword=value] type {name | group_name}#RESERVE 2 compiler               HOST_GROUP buildboxMAX 3 fromelf                    GROUP project_taliskerRESERVE 1 compiler:version=4.0   GROUP project_macallanEXCLUDE compiler:version=4.0     USER user7
  • RESERVE などの一部のオプションでは、ユーザ数を指定する必要があります。

  • RESERVE オプションは、定義されたユーザ数を予約します。 必要に応じて、機能の正確なバージョンを指定できます。

  • MAX オプションは、指定された機能のユーザ数に制限を設定します。

  • EXCLUDE オプションは、ユーザまたはグループをライセンスの使用から除外します。 これによって、ユーザを含めるすべての設定が無効になります。

これ以外にも使用可能なオプションがあります。これらのオプションについては、その構文と共に別途説明されています。 『FLEXnet エンドユーザガイド』の第 5 章を参照して下さい。

オプションファイルを使用するためのライセンスサーバの設定

オプションファイルを VENDOR 行または DAEMON 行で呼び出すには、ARM ツールライセンスファイルを編集する必要があります。 例えば、オプションファイルの名前が armlmd.opt の場合は、ライセンスファイルに VENDOR armlmd option=armlmd.opt を追加する必要があります。 これは、必ず ARM ライセンスサーバごとに実行して下さい。

ライセンスサーバを再起動します。 設定が正常に行われた場合は、サーバーログを参照すると、オプションファイルが使用されていること、およびオプションファイルで定義された制限が実行されていることを確認できます。

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