7.6.1. プログラムトレースビューの基本

逆アセンブリビューでは、実行カウントやタイミングに関する統計など、各命令のパフォーマンスの概要が表示されますが、トレースビューでは、実行されたすべての命令が順番にリストされます。 ここでは、すべての命令のすべてのインスタンスが実行順に表示されます。 ループが 10 万回呼び出された場合は、そのループを構成する命令もトレースビューで 10 万回反復されます。

Figure 7.8. サイクル精度キャプチャによるプログラムトレースビュー

サイクル精度キャプチャによるプログラムトレースビュー

中央にある薄緑色のハイライトと黄色の矢印が現在のトレース位置を示しています。 ハイライトされた命令の右側の緑のボックスは、CPI ヒストグラムで、キャプチャされた実行のサンプリングレートがサイクル精度に設定されている場合にのみ、プログラムトレースビューに表示されます。 小さいグラフは、この命令、および +/- 100,000 の範囲内にある命令のインスタンスが原因となった CPI 値のインシデントレートを示します。 例えば、特定の命令のインスタンスが、現在のトレース位置の +/- 100,000 の範囲内に 10 個あり、そのうちの 5 個が 0 ~ 9 の CPI 値を、5 個がキャッシュ効果のために 41 ~ 50 の CPI 値を持つ場合、このグラフには 2 つの同じ長さの棒が表示されます。その 1 つは左端に表示され 0 ~ 9 の 5 つの値を、もう 1 つは中ほどに表示され 41 ~ 50 の値を表します。指定された +/- 100, 000 の範囲内にはその他の CPI 値は存在しないため、グラフにはその他の棒は表示されません。 任意の棒をクリックすると、棒が表している CPI の範囲、およびその範囲に含まれる命令のインスタンス数などを示すツールヒントが表示されます。 マウスボタンを押したまま、すべての棒の上を移動していくと、それぞれの棒の情報が表示されます。

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