5.3.5. 上位 5 つの棒グラフ

上位 5 つの棒グラフには、コードの全体的なパフォーマンスが示され、上位 5 つの関数がいくつかのカテゴリで表示されます。

Figure 5.5. 上位 5 つの棒グラフ

上位 5 つの棒グラフ

[セルフタイムごとのトップ 5 関数]棒グラフには、キャプチャされた実行時に最も頻繁に発生した関数が示されます。 棒グラフの数値は、全体に占める割合を表します。例えば、[50%]のラベルが付けられた棒で表される関数が、この図の一番上に表示されている場合、アプリケーションが実行時に経過した時間の 50% をこの関数内の命令に費やしたことを意味します。 棒のいずれかをダブルクリックすると、その関数が選択された状態でコードビューが開きます。 上位 5 つの関数の棒グラフで使用できるナビゲーションオプションは、これだけではありません。 図の棒のいずれかを右クリックすると、以下のメニューオプションがあるコンテキストメニューが開きます。

最初の 4 つのメニューオプションである[フィルタ][子も対象にフィルタ][その他の要素をフィルタ]、および[Filter Others, Including Children]では、すべてのレポートから収集された選択された関数のデータがフィルタされます。 5 番目のオプションの[関数で選択]は、関数が選択された状態で関数レポートを開きます。 [クラスで選択]が表示されるのは、解析ファイルが C++ を使用して生成された場合だけです。 このオプションは、選択された関数のクラスが選択された状態でクラスレポートを開きます。 [ファイルで選択]オプションは、関数のソースファイルが選択された状態でファイルレポートを開きます。 [コードビューで選択]は、命令および関連するコード行がすべて強調表示された状態で、選択された関数のコードビューを開きます。

[コールチェーンで選択]は、コールチェーンレポートを開きます。その際に、関数の各インスタンスが選択され、しかもコールチェーンがすべて見えるように階層構造を持つレポートが展開されます。 [コールグラフで選択]および[コールサマリーで選択]の各オプションは、関数がアクティブな状態で視覚的なレポートを開きます。一方、[ソースを編集]オプションは、ARM Workbench のデフォルトエディタで関数のソースファイルを開きます。

Note

[ソースを編集]コンテキストメニューオプションが表示されるのは、ファイルが標準の C または C++ ファイルである場合だけです。 ソースのない関数(サードパーティ製のライブラリ関数など)を棒が表している場合、[ソースを編集]オプションは表示されません。

[セルフタイムごとのトップ 5 関数]棒グラフのすぐ下に、[セルフタイムごとのトップ 5 クラス]棒グラフがあります(該当する場合)。 この図は、最も消費量が多いセルフタイムを C++ クラス別に分類し、クラス名および割合を報告します。 クラスレポートのナビゲーションオプションは、関数棒グラフのナビゲーションオプションを反映したものです。

[遅延ごとのトップ 5 関数]および[メモリアクセスごとのトップ 5 関数]の各グラフは、[セルフタイムごとのトップ 5 関数]棒グラフと似ており、[遅延]および[アクセス済み]の各値が上位 5 件の関数だけをそれぞれ表示します。 この棒グラフのナビゲーションオプションは、[セルフタイムごとのトップ 5 関数]レポートと同じです。

Note

プログラムが非常に小さくて、上位 5 件の棒グラフを埋めるのに十分な数のファイルまたは関数がない場合、ARM プロファイラは図をデータで可能な限り埋め、空いた部分ができないように棒を太くします。

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