3.2.2 EB FVP ベースボードのパラメータ

ベースボードには、モデル起動時に変更できる、インスタンス生成時パラメータがあります。

コンフィギュレーションファイルで使用する構文は、次のとおりです。
baseboard.component_name.parameter=value

表 3-2 EB ベースボードモデルインスタンス化パラメータ

コンポーネント パラメータ 使用できる値 デフォルト値 説明
eb_sysregs_0 user_switches_value int - 0 S6 設定の切り替え。
eb_sysregs_0 boot_switch_value int - 0 S8 設定の切り替え。
flashldr_0 fname string 有効なパス "" フラッシュイメージファイルへのパス。
fnameWrite string 有効なファイル名 "" フラッシュイメージファイルの名前。
flashldr_1 fname string 有効なファイル名 "" フラッシュイメージファイルへのパス。
fnameWrite string 有効なファイル名 "" フラッシュイメージファイルの名前。
mmc p_mmc_file string 有効なファイル名 mmc.dat マルチメディアカードのファイル名。
pl111_clcd_0 pixel_double_limit int - 0x12c フレームバッファに送られるピクセルとなる水平ピクセルのしきい値は、両方の寸法のサイズが 2 倍になる。
sdram_size sdram_size int 0 ~ 0x40000000 0 2 番目にインストールされた CoreTile 上の SDRAM のサイズ。
sp805_watchdog_0 simhalt bool truefalse false ARM ウォッチドッグモジュール(SP805)の有効化または無効化。
sp810_sysctrl use_s8 bool truefalse false boot_switches_value を読み出すかどうかを示す。
vfs2 mount string 有効なファイル名 "" mount ディレクトリ名。

スイッチ S6

スイッチ S6 は、EB ハードウェアでブートモニタ設定スイッチに相当します。

標準 ARM® ブートモニタフラッシュイメージをロードした場合は、スイッチ S6-1 の設定によりモデルのリセット時に発生するものが変更されます。それ以外の場合、スイッチ S6 の機能は実装に依存します。
スイッチの位置を S6 パラメータに書き込むには、スイッチ設定をバイナリから同等の整数値に変換します。ここでは、1 がオンで 0 がオフになります。

表 3-3 EB システムモデルスイッチ S6 のデフォルトの位置

スイッチ デフォルトの位置 デフォルトの位置の関数
S6-1 オフ ディスプレイプロンプトは、システムの起動後にブートモニタコマンドの入力を可能にします。
S6-2 オフ STDIO 転送」を参照して下さい。
S6-3 オフ STDIO 転送」を参照して下さい。
S6-4 ~ S6-8 オフ アプリケーション使用のために予約されています。
S6-1 がオンの位置にある場合は、ブートモニタはフラッシュにロードされたブートスクリプトを実行します。スクリプトがない場合は、ブートモニタプロンプトが表示されます。
S6-2 と S6-3 の設定は、モデルリセットの STDIO のソースとデスティネーションに影響を与えます。

表 3-4 STDIO 転送

S6-2 S6-3 出力 入力 説明
オフ オフ UART0 UART0 STDIO はセミホスティングの I/O または UART を使用するかどうかを自動検出します。デバッガが接続されている場合は、STDIO はデバッガの出力ウィンドウに転送され、接続されていない場合は、STDIO は UART0 に移動します。
オフ ON UART0 UART0 セミホスティングの設定に関わらず、STDIO は UART0 に転送されます。
ON オフ CLCD キーボード セミホスティングの設定に関わらず、STDIO は CLCD とキーボードに転送されます。
ON ON CLCD UART0 セミホスティングの設定に関わらず、STDIO 出力は LCD に転送され、入力はキーボートに転送されます。

スイッチ S8

デフォルトでは、スイッチ S8 は無効になっています。これを有効にするには、モデルを起動する前に、パラメータ baseboard.sp810_sysctrl.use_s8 の状態を true に変更します。

ブートモニタフラッシュイメージをロードした場合は、スイッチ S8 でブートメモリを再マップすることができます。
リセット時には、EB ハードウェアは 0x0 でコードを実行し始めます。これは、通常、揮発性の DRAM です。EB FVP CLCD に S8 スイッチを設定することによって、この場所に不揮発性 RAM の内容を指定することができます。設定は、モデルのリセット時に有効になります。

表 3-5 EB システムモデルスイッチ S8 の設定

スイッチ S8[4:1] メモリ範囲 説明
0000 0x40000000 0x43FFFFFF 0x0 に再マップされた NOR フラッシュ(flash0、IntelStrataFlashJ3)
0001 0x44000000 0x47FFFFFF 0x0 に再マップされた NOR フラッシュ(flash1、IntelStrataFlashJ3)
0010 0x48000000 0x4BFFFFFF 0x0 に再マップされた SRAM(ssram, RAMDevice)
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