コマンドラインコンソールからのデバッガの起動

デバッガを起動するには

  1. コマンドラインコンソールを起動します。

    Windows の場合、[スタート] → [プログラム] → [ARM DS-5] → [DS-5 Command Prompt]を選択します。

    Linux の場合:

    1. install_directory/bin ディレクトリを PATH 環境変数に追加します。 既に設定されている場合は、この手順を省略します。

    2. Unix bash シェルを開きます。

  2. 以下のコマンドライン構文を使用してデバッガを起動します。

    debugger --target [--target_device] [option]...

    各パラメータには以下の意味があります。

    --target=host:port | filename

    デバッガと gdbserver 間の接続用の host:port、またはターゲットコンフィギュレーションファイル(XML ファイルや RVC ファイルなど)のいずれかを指定します。

    シリアル接続には以下の例のような XML ファイルが必要です。

    Example 1. mySerialConfig.xml

    <?xml version="1.0"?>
    <RVConfigUtility>
        <rddi type="rddi-debug-gdb"/>
        <rddigdb>
            <connection>
                <serial>
                    <port>COM1</port>
                    <speed>115200</speed>
                </serial>
            </connection>
        </rddigdb>
    </RVConfigUtility> 
    

    --target_device=number | name

    デバイスの番号または名前を指定します。 複数のデバイスがあるターゲットへの接続を設定するときは、--target_device コマンドラインオプションを使用してデバッガを起動する必要があります。 --target_device を指定しないと、デバッガは使用可能なすべてのデバイスを列挙して終了します。

    さらに、option は以下のいずれかになります。

    --continue_on_error=true | false

    エラーが発生したときにデバッガでターゲットを停止して現在のスクリプトを終了するかどうかを指定します。 デフォルトは --continue_on_error=false です。

    --disable_semihosting

    セミホスティング操作を無効にします。

    --disable_semihosting_console

    デバッガコンソールに対するすべてのセミホスティング操作を無効にします。

    --enable_semihosting

    セミホスティング操作を有効にします。

    --help

    主なコマンドラインオプションの一覧を表示します。

    --image=filename

    デバッガがターゲットに接続したときにロードするイメージファイルを指定します。

    --interactive

    Windows コマンドプロンプトや Unix bash シェルなどの現在のコマンドラインコンソールからデバッガに標準入出力を転送するインタラクティブモードを指定します。 スクリプトファイルが指定されていない場合は、これがデフォルトになります。

    --log_config=option

    デバッガから実行時メッセージを出力するログコンフィギュレーションのタイプを指定します。

    各パラメータには以下の意味があります。

    option

    定義済みのログコンフィギュレーションまたはユーザ定義のログコンフィギュレーションファイルを指定します。

    info

    定義済みの INFO レベル設定を使用する出力メッセージ。 このレベルではデバッグメッセージを出力しません。 これがデフォルトです。

    debug

    定義済みの DEBUG レベル設定を使用する出力メッセージ。 このオプションは INFO レベルと DEBUG レベルの両方のメッセージを出力します。

    filename

    メッセージの出力をカスタマイズするユーザ定義のログコンフィギュレーションファイルを指定します。 デバッガは log4j コンフィギュレーショファイルをサポートします。

    --log_file=filename

    デバッガから実行時メッセージを受け取る出力ファイルを指定します。 このオプションを使用しないと、出力メッセージはコンソールに転送されます。

    --script=filename

    ターゲットの制御とデバッグを行うデバッガコマンドを含むスクリプトファイルを指定します。 複数のスクリプトファイルがある場合は、このオプションを繰り返し指定できます。 スクリプトは指定した順序で実行されます。

    --semihosting_error=filename

    セミホスティング操作で stderr を書き込むファイルを指定します。

    --semihosting_input=filename

    セミホスティング操作で stdin を読み出すファイルを指定します。

    --semihosting_output=filename

    セミホスティング操作で stdout を書き込むファイルを指定します。

    --stop_on_connect=true | false

    ターゲットデバイスに接続したときにデバッガでターゲットを停止するかどうかを指定します。 接続時にターゲットを変更しない場合は、false を指定する必要があります。 デフォルトは --stop_on_connect=true です。

    --target_os

    ターゲットのオペレーティングシステム(OS)の名前(--target_os=linux など)を指定します。 これにより、共有ライブラリサポートなど、デバッガ内での OS サポートが有効になります。 使用できるオプションは以下のとおりです。

    linux

    Linux アプリケーションのデバッグを OS がサポート

    linux-kernel

    Linux カーネルのデバッグを OS がサポート

    --top_mem=address

    top of memory とも呼ばれるスタックベースを指定します。 top of memory はセミホスティング操作にのみ使用されます。

    Note

    セミホスティングは、アプリケーションコードからデバッガを実行するホストワークステーションへの入出力要求の通信に使用します。

    Example 2. ベアメタルコマンドライン接続の例

    debugger --target=beagleboard.rvc --target_device=Cortex-A8
    

    接続したら、DS-5 デバッガコマンドを使用してターゲットにアクセスし、デバッグを開始します。 たとえば info registers は、すべてのアプリケーションレベルのレジスタを表示します。

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