2.6 Linux カーネルへの接続の設定

Linux ターゲットへの接続を設定する方法、Linux カーネルをセキュアメモリにロードする方法、さらにビルド済みのローダブルモジュールをターゲットに追加する方法も説明します。

前提条件

接続前に、以下の手順を行う必要があります。
  • デバッガとデバッグハードウェアアダプタ間の接続に使用する、ターゲット IP アドレスまたは名前を取得します。
  • 必要に応じて、ターゲットへのリモートシステムエクスプローラ(RSE)接続を設定します。

デフォルトでは、このタイプの接続の場合、すべてのプロセッサ例外はターゲット上の Linux によって処理されます。[ブレークポイント]ビューメニューの[信号の管理]ダイアログボックスを使用して、デフォルトのハンドラ設定を変更できます。

手順

  1. メインメニューから[ウィンドウ] > [パースペクティブを開く] > [DS-5 Debug]を選択します。
  2. [Run]メニューから[Debug Configurations...]を選択します。
  3. コンフィギュレーションツリーから[DS-5 デバッガ]を選択し、[新規作成]をクリックして新しいデバッグコンフィギュレーションを作成します。
  4. [名前]フィールドに、新しいデバッグコンフィギュレーションの適切な名前を入力します。
  5. [接続]タブをクリックして、DS-5デバッガターゲット接続を設定します。
    1. 必要なプラットフォーム、[Linux Kernel and/or Devices Driver Debug]プロジェクトタイプ、および必要なデバッグ操作を選択します。
    2. デバッガとデバッグハードウェアアダプタとの接続を設定します。
  6. [Debugger]タブをクリックして、デバッガを設定します。
    1. 必要に応じて、[実行]コントロールパネルで、[接続のみ]を選択し、初期化スクリプトを設定します。

      オペレーティングシステムOSサポートは、Linux カーネルイメージが DS-5デバッガ起動コンフィギュレーションからデバッガにロードされると、自動的に有効になります。ただし、set os コマンドを使用して手動でこれを制御することもできます。
      例えば、カーネルがブートされ、 メモリ管理ユニット (MMU)が初期化されるまで OS サポートのアクティブ化を遅延する場合、ターゲット初期化スクリプトを使用して OS サポートを無効にする接続を設定できます。カーネルをデバッグするには、OS サポートをデバッガで有効にする必要があります。
    2. [Execute debugger commands]チェックボックスを選択します。
    3. 表示されるフィールドに、以下のコマンドを入力します。
      add-symbol-file <path>/vmlinux S:0
      add-symbol-file <path>/modex.ko 

      vmlinux のパスはビルド環境と同じでなければなりません。
    4. ホスト作業ディレクトリを設定するか、またはデフォルトを使用します。
    5. [パス]パネルで、デバッガがソースコードを表示するときに使用するホスト上のソースの検索ディレクトリを指定します。
  7. [Apply]をクリックしてコンフィギュレーション設定を保存します。
  8. [Debug]をクリックしてターゲットに接続します。
  9. デバッグには、DS-5 デバッグパースペクティブが必要です。[Confirm Perspective Switch]ダイアログボックスが表示された場合は、[Yes]をクリックしてパースペクティブを切り替えます。
接続時に DS-5 デバッグパースペクティブが開いている場合は、関連するすべてのビューとエディタが表示されます。
これらのオプションの詳細については、キーボードの F1 キーを押して、ダイナミックコンテキストヘルプを表示して下さい。
関連する概念
6.10.2 Linux カーネルのデバッグについて
6.10.3 Linux カーネルモジュールのデバッグについて
6.7 ベアメタル対称型マルチプロセスシステムのデバッグについて
関連する作業
2.13 既存の起動コンフィギュレーションのエクスポート
2.14 既存の起動コンフィギュレーションのインポート
2.4 Linux アプリケーションのデバッグ用の 固定仮想プラットフォームFVP への接続の設定
2.3 gdbserver を使用した Linux ターゲットへの接続の設定
2.8 ベアメタルターゲットへの接続の設定
2.9 ベアメタルターゲットへのイベントビューアの接続の設定
関連する参考文書
10.38 [Debug Configurations]-[接続]タブ
10.39 [Debug Configurations] - [Files]タブ
10.40 [Debug Configurations] - [Debugger]タブ
10.41 [Debug Configurations]-[OS Awareness]タブ
10.42 [Debug Configurations] - [Arguments]タブ
10.43 [Debug Configurations] - [Environment]タブ
10.50 シリアル接続および SSH 接続用のターゲット管理端末
11.1 ARM Linux の問題と解決法
11.3 ターゲット接続の問題と解決法
関連情報
ロード可能なカーネルモジュールのデバッグ
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