14.7.7 SMP 実行同期での CTI の使用

クロストリガインタフェース(CTI)は ARM® Embedded Cross Trigger(ECT)システムの一部です。システムの各コンポーネントは、コンポーネント間で入出力をルーティング(またはチャネリング)できる CTI を持つことができます。チャネリングは、ECT の一部であるクロストリガマトリックス(CTM)によって行われます。CTM は、CTI が信号を出入力できる決まった数のチャネルをサポートします。システムにはコンポーネント間でルーティングできる多くの信号がある場合があり、チャネルに信号を割り当てることによってどの信号をルーティングするかを CTI に指示できます。
例えば、多くのシステムで、SMP グループの各コアには次の信号に接続されている CTI があります。

表 14-1 CTI 信号接続

Name 方向 目的
DBGTRIGGER コアから CTI への出力 コアがデバッグ状態に入ろうとしている(実行を停止しようとしている)ことを示します
EDBGRQ CTI からコアへの入力 コアがデバッグ状態に入る(実行停止)外部要求
DBGRESTART CTI からコアへの入力 コアがデバッグ状態を終了する(実行開始)外部要求
同期実行を機能させるには、DTSL コンフィギュレーションにより、要求停止と要求開始を行う 2 つのチャネルを割り当てます。CTI(複数も可)はこれらのチャネルに上記の信号を接続するように構成されます。
図 14-12 H/W 実行同期を行う CTI の使用例
H/W 実行同期を行う CTI の使用例

このコンフィギュレーションでは、以下のようになります。
DTSL コンフィギュレーションの規則では、チャネル 0 を停止チャネルに、チャネル 1 を開始チャネルに使用します。通常、DTSL コンフィギュレーションスクリプトを使用し以下の定数を変更することにより、これを変更できます。これらの定数はコンフィギュレーションスクリプトの上部付近に割り当てられています。
CTM_CHANNEL_SYNC_STOP = 0 # use channel 0 for sync stop
CTM_CHANNEL_SYNC_START = 1 # use channel 1 for sync start		
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