14.8.9 DTSL クライアントのタイムスタンプ同期のサポート

一部のトレースソースには、所定のトレースレコードまたはイベントのタイムスタンプの概念が含まれています。すべてのトレースソースで共通の同期済みタイムシステムを使用していれば、同じリアルタイム位置についてのクライアントのトレース表示すべてを同期することができます。これをサポートするために、DTSL を使用してトレースクライアントが特定のタイム値での表示の同期を要求することができます。DTSL はこのような要求を受け取ると、それをすべての登録済みトレースクライアントに渡します。トレースクライアントは要求を受け入れ、表示を再配置して、要求された時間またはその付近でのデータを表示できます。
クライアントがタイムスタンプ同期機能を使用するには、DTSL コンフィギュレーションにオブザーバを登録する必要があります。オブザーバとは、ITraceSyncObserver インタフェースを実装するオブジェクトです。オブザーバを登録する方法の詳細については、「ConfigurationBase.registerTraceSyncObserver」を参照して下さい。オブザーバの登録後にトレースクライアントがタイムスタンプ同期を要求した場合は、オブザーバはオブジェクトを受け取ります。このオブジェクトは、ITraceSyncEvent インタフェースまたは ITraceSyncDetailedEvent インタフェースのいずれかを実装します。ITraceSyncEvent インターフェイスのみが要求されたタイム値を読み出すことができます。ただし、ITraceSyncDetailedEvent インターフェイスは、要求しているクライアントの視点からのタイム位置を含んでいたトレースキャプチャデバイスおよびバッファの場所を特定することにより、これを拡張します。これは、受け取るクライアントにとって、そのトレースストリームでのタイム値の検索開始場所についてのヒントとして役に立ちます。
クライアントが他のクライアントに対してタイム値への同期を要求するには、ConfigurationBase.reportTraceSyncEvent メソッドのいずれかを使用する必要があります。
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