13.2 OS認識拡張機能の作成

デバッガは、コンフィギュレーションデータベースで OS 認識拡張機能を検索します。特定の拡張機能に関するファイルはすべて、1 つのフォルダまたはコンフィギュレーションデータベースの OS/ フォルダ内の Java アーカイブ(JAR)ファイルのルートに配置する必要があります。

実際のフォルダ名または JAR ファイル名は無関係で、どこにも表示されません。このフォルダまたは JAR ファイル内で、デバッガは extension.xml という名前のファイルを検索し、OS 認識拡張機能を検出します。
実際のフォルダ名または JAR ファイル名は無関係で、どこにも表示されません。このフォルダまたは JAR ファイル内で、デバッガは extension.xml という名前のファイルを検索し、OS 認識拡張機能を検出します。
このファイルには次の情報が含まれています。
  • [OS Awareness]選択ペインに表示する OS 名、説明、およびロゴ(オプション)。
  • 実際の実装を提供するルート Python スクリプトまたは Java クラス。
  • この実装が適用されるコア、アーキテクチャ、またはプラットフォームの詳細。
適切なアクセス権限を持つ DS-5 インストールフォルダでコンフィギュレーションデータベースを直接修正することによって、新しい OS 認識拡張機能を作成できます。ただし、これは推奨しません。
その代わりに、OS(大文字)という名前の空のフォルダを含む新しいコンフィギュレーションデータベースフォルダを作成します。
<some folder>
    /mydb
      /OS
次に、mydb を、DS-5 の Eclipse 設定パネルにある既知のコンフィギュレーションデータベースに追加します。
  1. Eclipse で、メニューの[Windows] > [Preferences]に移動し、次に DS-5 ノードを展開し、[コンフィギュレーションデータベース]を選択します。
  2. 次に、[Add]をクリックし、mydb へのパスを入力します。
    図 13-1 mydb の Eclipse 設定
    mydb の Eclipse 設定

    図 1 では、一部のフォルダエントリが /work/home と表示されています。
  3. ここで、OS 認識拡張機能を mydb/OS に追加します。これを行うには、次のファイルを含む myos という名前の新しいフォルダを作成します。
    <some folder> /mydb /OS /myos /extension.xml /messages.properties
    前に説明したように、extension.xml は OS 認識拡張機能を宣言します。ファイル extension.xml の構造を示すスキーマは、DS-5 インストールフォルダ内の sw/debugger/configdb/Schemas/os_extension.xsd にあります。
    ファイル messages.properties には、ユーザに表示されるすべての文字列が含まれています。ファイル形式については、次のページを参照してください。
    ユーザに表示される文字列を別個のファイルに記載しておくと、その文字列を翻訳できます。デバッガは、指定のファイル内で次の順序で翻訳を検索します。
    • 最初に messages_<language code>_<country code>.properties
    • 次に messages_<language code>.properties
    • 最後に messages.properties
    言語コードと国コードはそれぞれ次のページで定義されています。
  4. myos のサポートを追加するには、次の内容を検討してください。
    • extension.xml
      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <os id="myos" version="5.15" xmlns="http://www.arm.com/os_extension"> <name>myos.title</name> <description>myos.desc</description> <provider><!-- todo --></provider> </os>

    OS 要素のバージョン属性は、API バージョンを示します。これは、API が公表された DS-5 のバージョンと揃えてあります。現在は一意の API バージョンがあります。5.15.今後は、API が進化した後続バージョンが登場する場合があります。下位互換性は、以前のバージョンのサポートが終了するまで、できる限り維持する必要があります。デバッガでは、サポートされていないバージョンの API に対してビルドされた拡張機能はロードされません。
    • messages.properties
      myos.title=My OS myos.desc=This is My OS. myos.help=Displays information about My OS.
    実装が明らかに完了していない場合や、この段階で実際のデバッガ接続に使用されるとエラーが発生する場合でも、OS 認識拡張機能を Eclipse デバッグコンフィギュレーションに表示するにはこれで十分です。
    図 13-2 [Eclipse Debug Configurations]ダイアログに表示されるカスタムの OS 認識
    [Eclipse Debug Configurations]ダイアログに表示されるカスタムの OS 認識
    myos.help 文字列は、接続後に「help myos」と入力した場合など、デバッガのコマンドラインインタフェースにのみ表示されます。
    extension.xml を使用すると、イメージファイルへの参照を含めて、[OS Awareness]タブの説明の上に表示することができます。サポートされているイメージ形式は、.BMP.GIF.JPEG.PNG、および .TIFF です。
    また、OS 認識拡張機能が使用可能なターゲットを制御できます。
    extension.xml ファイルの完全な XML スキーマは、[DS-5 install folder]/sw/debugger/configdb/Schemas/os_extension.xsd にあります。

非機密扱いPDF file icon PDF 版ARM DUI0446VJ
Copyright © 2010-2015 ARM.All rights reserved.