2.1 概要:DS-5デバッガにおけるデバッグ接続

ベアメタルターゲット、Linux カーネル、および Linux または Android アプリケーションをデバッグするための接続を設定できます。前にキャプチャしたアプリケーションの状態を表示するスナップショットビューア機能も使用できます。

ベアメタルのデバッグ接続

ベアメタルターゲットは、基盤オペレーティングシステムなしで実行します。DS-5デバッガを使用して、ベアメタルターゲットをデバッグするには、次のようにします。
  • ハードウェアでデバッグする場合は、ホストワークステーションとデバッグターゲットに接続されているデバッグハードウェアアダプタを使用します。
  • モデルでデバッグする場合は、デバッガとモデルの間の CADI に準拠した接続を使用します。
  • RTL シミュレータとハードウェアエミュレータの場合は、VSTREAM を使用して接続を作成します。

Linux カーネルのデバッグ接続

DS-5デバッガは、Linux カーネルのソースレベルのデバッグをサポートしています。例えば、ブレークポイントをカーネルコードに設定し、ソースをステップ実行し、コールスタックを確認して、変数を観察できます。接続方法は、ベアメタルのデバッグ接続と同様です。

Linux アプリケーションのデバッグ接続

DS-5デバッガで Linux アプリケーションをデバッグするには、TCP/IP 接続またはシリアル接続を使用してターゲットに接続できます。
ターゲットに接続する前に、以下を確認する場合があります。
  • gdbserver がターゲットに存在すること。

    • gdbserver がターゲットにインストールされていない場合は、Linux ディストリビューションのマニュアルを参照するか、またはプロバイダにお問い合わせ下さい。
    • gdbserver の必要な最低バージョンについては、最新の「DS-5 Release Notes」の「デバッグシステム要件」のセクションを参照して下さい。
    • ARMv8 AArch64 ターゲットの場合は、AArch64 gdbserverを使用する必要があります。
  • リモートシステムエクスプローラ(RSE)を DS-5 で使用するには、ターゲットで ssh daemonsshd)が実行中であることが必要です。
  • ファイル転送のために RSE を使用するには、sftp-serverがターゲットに存在することが必要です。
  • アプリケーション巻き戻しを使用する場合は、アプリケーション巻き戻しサーバがターゲットで実行されていることが必要です。

    アプリケーションの巻き戻しサーバファイルの undodb-server は、 DS-5_install_directory フォルダにあります。

スナップショットビューア

前にキャプチャしたデータを使用して、プロセッサのアプリケーション状態の読み出し専用表示で解析やデバッグを行うには、スナップショットビューアを使用します。詳細については、章 9 スナップショットビューアの使用 を参照して下さい。
これは、ターゲットでインタラクティブデバッグが使用できない場合に便利です。
関連する概念
1.4 概要: ARM® ベースの Linux および Android アプリケーションのデバッグ
9.1 スナップショットビューアについて
6.13 アプリケーションの巻き戻しについて
関連する作業
2.3 ベアメタルハードウェアターゲットへの接続の設定
2.7 Linux カーネルへの接続の設定
2.6 gdbserver を使用した Linux アプリケーションへの接続の設定
2.5 Linux アプリケーションのデバッグ用の 固定仮想プラットフォームFVPモデルへの接続の設定
2.8.1 既存のアプリケーションへの接続とアプリケーション巻き戻しセッションの開始
2.8.2 アプリケーションとアプリケーション巻き戻しサーバのターゲットシステムへのダウンロード
2.8.3 アプリケーション巻き戻しサーバの起動およびターゲット常駐アプリケーションのデバッグ
関連する参考文書
章 9 スナップショットビューアの使用
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