3.9 既存のブレークポイントへの条件の割り当て

[Breakpoint Properties]ダイアログのオプションを使用すると、特定のブレークポイントに関するさまざまな条件を指定できます。

例えば、特定のスレッドまたはプロセッサにのみ適用されるブレークポイントを設定したり、選択したブレークポイントがトリガされたときにスクリプトを実行するようスケジュール設定したり、ブレークポイントのヒットを遅らせたり、特定のブレークポイントの条件式を指定したりすることができます。

手順

  1. [Breakpoints]ビューで、変更するブレークポイントを選択し、右クリックしてコンテキストメニューを表示します。
  2. [Properties...]を選択して[Breakpoint Properties]ダイアログボックスを表示します。
    図 3-7 [Breakpoint Properties]ダイアログ
    [Breakpoint Properties]ダイアログ

  3. ブレークポイントはデフォルトですべてのスレッドに適用されますが、ブレークポイントのプロパティを編集して、ブレークポイントが特定のスレッドにしか適用されないようにすることができます。
    1. [Break on Selected Threads]オプションを選択して個々のスレッドを表示します。
    2. ブレークポイントを割り当てる各スレッドのチェックボックスを選択します。

      特定のスレッドに設定されたブレークポイントの条件は、そのスレッドに対してのみチェックされます。
  4. 特定のブレークポイントに対して条件式を設定する場合は、次の操作を行います。
    1. [Stop Condition]フィールドに C 形式の式を入力します。例えば、アプリケーションコードに変数 x がある場合は、次のように指定できます。x == 10

      ヒント

      Hand条件ブレークポイントを指定するための使用方法については、 break コマンドを参照して下さい。
  5. 特定のパスカウントに達するまでブレークポイントのヒットを遅らせるようデバッガに指定するには、次の操作を行います。
    1. [Ignore Count]フィールドにパスカウントを入力します。例えば、ループの繰り返し回数が 100 回の場合に、パスカウントが 50 に達した後でそのループのブレークポイントをヒットするようにするには、「50」と入力します。
  6. 選択したブレークポイントがトリガされたときにスクリプトを実行する場合は、次の操作を行います。
    1. [On break, run script]フィールドでスクリプトファイルを指定します。
      ワークスペースの外部にあるディレクトリのファイルを検索するには[File System...]をクリックし、ワークスペースの内部にあるファイルを検索するには[Workspace...]をクリックします。

      ブレークポイントが関連付けられているスクリプトファイルのコマンドには注意が必要です。例えば、スクリプトファイルに quit コマンドが含まれている場合は、ブレークポイントがヒットされるとデバッガがターゲットから切断されます。
  7. ブレークポイントアクションがすべて完了したときにアプリケーションの実行を自動的に継続する機能をデバッガでイネーブルするには、[Continue Execution]を選択します。または、ブレークポイントに関連付けられているスクリプトファイルの最後のコマンドとして、continue コマンドを入力することもできます。
  8. コマンドビューでブレークポイント情報を非表示にしたい場合は、サイレントを選択して下さい。
  9. 必要なオプションの選択が完了したら、[OK]をクリックして変更を保存します。
関連する参考文書
11.3 ARM アセンブラエディタ
11.4 [Breakpoints]ビュー
11.5 C/C++ エディタ
11.6 [Commands]ビュー
11.8 [Disassembly]ビュー
11.11 [Expressions]ビュー
11.14 [Memory]ビュー
11.17 [Registers]ビュー
11.26 [Variables]ビュー
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