6.9 共有ライブラリのデバッグについて

共有ライブラリを使用すると、アプリケーションの一部を実行時に動的にロードできるようになります。ターゲット上の共有ライブラリがホスト上の共有ライブラリと同じであることを確認して下さい。コードレイアウトは同一でなければなりませんが、ターゲット上の共有ライブラリはデバッグ情報を必要としません。
共有ライブラリに標準の実行ブレークポイントを設定できますが、設定できるのは、アプリケーションによってロードされ、デバッグ情報がデバッガにロードされた後です。ただし、ブレークポイントを保留にすれば、アプリケーションによってロードする前に、共有ライブラリに実行ブレークポイントを設定できます。
新しい共有ライブラリをロードすると、デバッガはすべての保留ブレークポイントを再評価し、解決可能なアドレスを持つ保留ブレークポイントは通常の実行ブレークポイントとして設定されます。未解決のアドレスは保留ブレークポイントのまま残ります。
ライブラリがアプリケーションによってアンロードされると、デバッガは共有ライブラリ内のブレークポイントを自動的に保留ブレークポイントに変更します。
[Debug Configurations]ダイアログボックスの共有ライブラリをロードできます。ライブラリファイルが 1 つの場合は、[Files]タブの[Load symbols from file]オプションを使用できます。
図 6-2 個別共有ライブラリファイルの追加
個別共有ライブラリファイルの追加

あるいは、複数のライブラリファイルがある場合は、共有ライブラリを検索するときに、デバッガにより使用される検索パスを変更するとより効率が良くなる場合があります。これを行うには、[Debugger]タブの[Paths]パネルの[Shared library search directory]オプションを使用します。
図 6-3 共有ライブラリの検索パスの変更
共有ライブラリの検索パスの変更

[Debug Configurations]ダイアログボックスのオプションの詳細については、ダイナミックヘルプを使用して下さい。
関連する参考文書
3.2 アプリケーションの実行、停止、およびステップ実行
5.1 ターゲット実行環境の検査
5.2 コールスタックの検査
3.12 UNIX シグナルの処理
3.13 プロセッサ例外処理
11.4 [Breakpoints]ビュー
11.6 [Commands]ビュー
11.7 [Debug Control]ビュー
11.8 [Disassembly]ビュー
11.14 [Memory]ビュー
11.16 [Modules]ビュー
11.17 [Registers]ビュー
11.26 [Variables]ビュー
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