11.26 [Variables]ビュー

[変数]ビューでは、プログラムにあるローカル変数、ファイルのスタティック変数、およびグローバル変数の内容を使用できます。

図 11-31 [Variables]ビュー
[Variables]ビュー

以下のことができます。
現在有効範囲にある変数の内容を表示します。
デフォルトでは、[変数]ビューはすべてのローカル変数を表示します。ファイルのスタティック変数およびグローバル変数のフォルダノードも表示します。1 つ以上の変数を選択して、変数を追加または削除できます。優れたデバッグのパフォーマンスを維持するために、ビューの一連の変数を最小限に保ちます。
  • 固有の変数の追加
    表示する固有の変数名がわかっている場合は、[変数の追加]フィールドに変数名を入力します。これに、入力したテキストに一致する変数がリストされます。例えば、名前に「ta」というテキストを含む変数を表示するには、「ta」と入力します。変数をダブルクリックして[変数]ビューに追加します。
    変数 - ta
  • 複数の変数の参照と選択
    コードで使用可能なすべての変数を表示する場合は、[参照]をクリックして[変数の追加]ダイアログを表示します。含まれている変数を表示するには、必要なフォルダとファイル名を展開します。目的の 1 つ以上の変数を選択して[OK]をクリックし、[変数]ビューに追加します。Ctrl+A キーを押すと、ダイアログに表示されているすべての変数が選択されます。ファイル名またはフォルダを選択してもその変数は自動的に選択されません。
    [グローバルの追加]ダイアログ
  • 変数の削除
    追加した変数は、変数ビューから削除できます。[変数]ビューで、ビューから削除する変数を選択し、[削除]ボタンをクリックして選択した変数を削除します。ビューをリセットして、デフォルトの変数を再度表示する場合は、ビューメニューから[デフォルトにリセット][ビューのリセット]ボタンを選択します。

    ヒント

    Handキーボードの Delete キーを使用して、変数を削除することもできます。
  • ビューの更新
    ビューの値を更新するには、[更新]ボタンをクリックします。
書き込み可能な変数の値の変更
変数の[値]列内でクリックし、新しい値を入力して、書き込み可能な変数の値を変更することができます。[アクセス] 列を有効にして、各変数のアクセス権を表示します。
変数のアクセス権
ビューをフリーズして実行中のターゲットによる値の更新を抑制
ビューメニューから[データのフリーズ]を選択して、ビューの更新時に値が自動更新されないようにします。
変数を[変数]ビューから他のビューにドラッグアンドドロップ
変数を、このビューから[メモリ]ビューまたは[逆アセンブリ]ビューのいずれかにドラッグアンドドロップして、そのアドレスのメモリを表示したりそのアドレスから逆アセンブルしたりします。

ツールバーとコンテキストメニューのオプション

ツールバーまたはコンテキストメニューには、以下のオプションが用意されています。
[リンク:コンテキスト]
このビューを[デバッグ制御]ビューで選択した接続にリンクします。これがデフォルトです。または、ビューを別の接続にリンクすることもできます。リンクする接続がドロップダウンリストに表示されていない場合は、まず[デバッグ制御]ビューで接続を選択する必要があります。
[Copy]
選択した変数をコピーします。構造体または配列などの項目の内容をコピーするには、まずその項目を拡張する必要があります。
このオプションは、変数をテキストエディタにコピーして、別の場所で実行が停止したときに値を比較する場合に便利です。
[Select All]
ビューで現在拡張されているすべての変数を選択します。
[Show in Memory]
このオプションを有効にすると、以下のいずれかに対して設定されたアドレスと共に[メモリ]ビューが表示されます。
  • 変数が配列のアドレス &name などのアドレスに変換されている場合は、選択した変数の値
  • 配列の名前 name などの変数の場所
sizeof キーワードを使用して、メモリサイズを変数のサイズに設定します。
[Show in Disassembly]
このオプションを有効にすると、選択した変数の場所に設定されたアドレスを含む[逆アセンブリ]ビューが表示されます。
レジスタで表示
選択した変数がレジスタに現在保持されている場合は、選択したそのレジスタとともに[レジスタ]ビューが表示されます。
[Show Dereference in Memory]
選択した変数がポインタである場合は、変数の値に設定されたアドレスと共に[メモリ]ビューが表示されます。
[逆アセンブリでデリファレンスを表示]
選択した変数がポインタである場合は、変数の値に設定されたアドレスを含む[逆アセンブリ]ビューが表示されます。
[変数のアドレスを変換]
MMU ビューを表示し、変数のアドレスを変換します。
[ウォッチポイントの切り替え]
[ウォッチポイントの追加]ダイアログを表示します。このダイアログでは、選択した変数のウォッチポイントを設定したり、既に設定されているウォッチポイントを削除したりできます。
ウォッチポイントを有効化
選択した変数にウォッチポイントが設定されている場合に、ウォッチポイントを有効にします。
ウォッチポイントを無効化
選択した変数にウォッチポイントが設定されている場合に、ウォッチポイントを無効にします。
[ウォッチポイントを解決]
選択した変数にウォッチポイントが設定されている場合に、ウォッチポイントのアドレスを再評価します。アドレスを解決できる場合はウォッチポイントが設定され、解決できない場合は保留のまま残ります。
[ウォッチポイントのプロパティ]
[ウォッチポイントのプロパティ]ダイアログボックスを表示します。これを使用すると、ウォッチポイントのアクティブ化を制御できます。
[Send to <selection>]
変数フィルタを[式]ビューに追加できます。[式]ビューを指定できるサブメニューを表示します。
<Format list>
変数値に使用できる形式のリスト。
[View Menu]
以下の[View Menu]オプションがあります。
[New Variables View]
[変数]ビューの新しいインスタンスを表示します。
非表示の場合はビューを更新
他のビューの背後にあり表示されない場合は、ビューの更新を有効にします。デフォルトでは、非表示の場合はビューを更新しません。
デフォルトの変数にリセット
ビューをリセットして、デフォルトの変数のみを表示します。
[Freeze Data]
現在のビュー内のデータのフリーズを切り替えます。データがフリーズされている場合は、変数の値を変更できます。このオプションを使用すると、[Refresh]オプションを無効または有効にすることもできます。
配列などの項目を拡張する前に初めてデータをフリーズした場合、ビューは項目を[Pending...]と表示する可能性があります。項目を拡張するには、データをアンフリーズします。
コンテキストメニューの編集オプション
編集するために変数の値を選択した場合、以下のオプションがコンテキストメニューで利用できます。
[Undo]
選択した値に対して行った最後の変更を元に戻します。
[Cut]
選択した値をコピーして削除します。
[Copy]
選択した値をコピーします。
[Paste]
以前に切り取ったまたはコピーした値を、選択した変数の値に貼り付けます。
[Delete]
選択した値を削除します。
すべてを選択
値を選択します。

新しい列ヘッダの追加

列ヘッダを右クリックして表示する列を選択します。以下の列があります。
名前
変数の名前。
[Value]
変数の値。
読み出し専用の値は、灰色の背景で表示されます。編集できる値は、最初は白い背景で表示されます。黄色の背景は、値が変更されたことを示します。これは、ステップ実行などのデバッグアクションを実行するか、値を直接編集した場合に起こる可能性があります。

ビューをフリーズすると、値を変更できません。
タイプ
変数の型。
[Count]
配列またはポインタ要素の数。
サイズ
変数のサイズ(ビット単位)。
[Location]
変数のアドレス。
[Access]
変数のアクセスモード。
[すべての列を表示]
すべての列を表示します。
[列をリセット]
表示された列とその幅をデフォルトにリセットします。
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6.8 マルチスレッドアプリケーションのデバッグについて
6.9 共有ライブラリのデバッグについて
6.10.2 Linux カーネルのデバッグについて
6.10.3 Linux カーネルモジュールのデバッグについて
6.11 TrustZone 対応ターゲットのデバッグについて
関連する参考文書
3.11 トレースポイントの設定
3.8 条件ブレークポイント
3.9 既存のブレークポイントへの条件の割り当て
3.10 ブレークポイントとウォッチポイントの保留
章 11  DS-5 デバッグパースペクティブおよびビュー
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