11.7 [Debug Control]ビュー

[デバッグ制御]ビューでは、実行中のスレッド、ユーザ空間プロセス、および関連するコールスタックの階層的レイアウトを使用したターゲット接続が表示されます。コールスタック情報は、システムが停止したときに収集されます。

このビューを使用すると、以下を実行できます。
  • 実行中のスレッドおよびユーザ空間プロセスを表示します。
  • スレッドまたはプロセスごとのスタック要素を示すコールスタックを表示します。
  • ターゲットの接続と切断を行います。
  • アプリケーションイメージをターゲットにロードします。
  • デバッガからの要求があったときに、デバッグ情報をロードします。
  • ターゲットをリセットします。
  • アプリケーションを起動、実行、および停止します。
  • ブレークポイントに達したか、またはターゲットが中断された後に、アプリケーション実行を継続します。
  • ソースレベルまたは命令レベルでアプリケーションをステップ実行して、イメージの実行を制御します。
  • ソースコードを検索して表示するすべてのコマンドを実行するときにデバッガで使用される検索パスを変更します。
  • 現在の作業ディレクトリを設定します。
Linux カーネル接続では、[アクティブなスレッド][すべてのスレッド]の階層ノードが表示されます。[アクティブなスレッド]には、プロセッサで現在スケジュールされている各スレッドが示されます。[すべてのスレッド]には、プロセッサで現在スケジュールされているものを含む、システム内のスレッドがすべて示されます。
gdbserver 接続では、[アクティブなスレッド][すべてのスレッド]の階層ノードが表示されますが、有効範囲はデバッグ対象のアプリケーションに制限されます。[アクティブなスレッド]には、現在スケジュールされているアプリケーションスレッドのみが示されます。[すべてのスレッド]には、現在スケジュールされているものを含む、アプリケーションスレッドがすべて示されます。
DS-5 デバッグパースペクティブの一部のビューは、現在選択されているスタックフレームに関連付けられています。他のビューは、エディタまたはターゲット接続に関連付けられます。それぞれの関連付けられているビューは適宜同期します。
接続の状態は、以下の図に示すように異なるアイコンや背景のハイライトで識別され、ビューステータスバーにも表示されます。
図 11-8 [Debug Control]ビュー
[Debug Control]ビュー

ツールバーとコンテキストメニューのオプション

ツールバーまたはコンテキストメニューには、以下のオプションが用意されています。
[Collapse All]
展開されたすべてのスタックトレース設定を折りたたみます。
[Connect to Target]
以前の接続と同じ起動コンフィギュレーションの設定を使用して、選択したターゲットに接続します。
[Disconnect from Target]
選択したターゲットから切断します。
[Remove Connection]
選択したターゲット接続を[デバッグ制御]ビューから削除します。
[Remove All Connections Connection]
ターゲットに接続されている場合を除き、すべてのターゲット接続を[デバッグ制御]ビューから削除します。
[Debug from menu]
このメニューでは、接続が確立されたときに実行できるアクションが表示されます。
[Reset menu]
このメニューでは、ターゲット上で使用できるリセットの一覧が表示されます。
[Continue]
ターゲット実行を継続します。

[Connect only]接続は、実行する前に、PCレジスタをイメージの開始位置に設定する必要があります。
[Interrupt]
ターゲットを中断して現在のアプリケーションを停止します。
ソース行のステップ実行
命令のステップ実行
このオプションは、以下のように選択したステップ実行モードによって異なります。
  • ソース行モードを選択した場合は、デバッグ情報があるすべての関数呼び出しへのステップ実行など、ソースレベルでステップ実行します。
  • 命令モードを選択した場合は、すべての関数呼出しへのステップ実行など、命令レベルでステップ実行します。
ソース行のステップオーバー
命令のステップオーバー
このオプションは、以下のように選択したステップ実行モードによって異なります。
  • ソース行モードを選択した場合は、ソースレベルでステップ実行しますが、すべての関数呼び出しをステップオーバーします。
  • 命令モードを選択した場合は、命令レベルでステップ実行しますが、すべての呼び出し関数をステップオーバーします。
[Step Out]
選択したスタックフレームが終了した後、次の命令の実行を継続します。
ソース行のステップバイ実行(押すと、命令のステップバイ実行)
命令のステップバイ実行(押すと、ソース行のステップバイ実行)
ソース行と命令間のステップ実行モードを切り替えます。
[Disassembly]ビューおよび[Source]エディタビューは、命令モードでステップ実行したときに自動的に表示されます。
[Source]エディタビューは、ソース行モードでステップ実行したときに自動的に表示されます。ターゲットが共有ライブラリなどのコードで停止したり、対応するソースが使用できない場合、[Source]エディタビューは表示されません。
[逆方向への実行を継続]
コードを介して逆方向に実行し続けます。
[ソース行の逆方向ステップ]
[ステップ命令の逆方向実行]
このオプションは、以下のように選択したステップ実行モードによって異なります。
  • ソースラインモードを選択した場合は、デバッグ情報があるすべての関数呼び出しへのステップ実行など、ソースレベルで逆方向にステップ実行します。
  • 命令モードを選択した場合は、すべての関数呼び出しへのステップ実行など、命令レベルで逆方向にステップ実行します。
[ソース行の逆方向ステップオーバー]
[命令の逆方向ステップオーバー]
このオプションは、以下のように選択したステップ実行モードによって異なります。
  • ソースラインモードを選択した場合は、ソースレベルで逆方向にステップしますが、すべての関数呼び出しをステップオーバーします。
  • 命令モードを選択した場合は、命令レベルで逆方向にステップしますが、すべての関数呼び出しをステップオーバーします。
[逆方向ステップアウト]
選択したスタックフレームが開始される前に、命令まで逆方向に実行し続けます。
[Debug Configurations...]
選択した接続のコンフィギュレーションが表示されると、[Debug Configurations]ダイアログボックスが表示されます。
[Launch in background]
このオプションが無効な場合、アプリケーションが起動すると、[Progress Information]ダイアログボックスが表示されます。
[Step Out to This Frame]
選択したスタックフレームの実行を継続します。
[Change Connection Color]
接続アイコンの色を変更できます。
[Reset DS-5 Views to ‘Linked’]
DS-5 のビューを、[Debug Control]ビューで選択した接続にリンクするようにリセットします。
[View CPU Caches]
接続されているコンフィギュレーションの[キャッシュデータ]ビューを表示します。
[View Menu]
以下のオプションが用意されています。
[Add Configuration (without connecting)...]
[Add Launch Configuration]ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスには、まだ[Debug Control]ビューに記載されていないコンフィギュレーションが一覧表示されます。
1 つ以上のコンフィギュレーションを選択して、[OK]をクリックします。選択したコンフィギュレーションは[デバッグ制御]ビューに追加されますが、接続されないままになります。
[Load...]
イメージ、デバッグ情報、イメージとデバッグ情報、または追加のデバッグ情報をロードするかどうか選択できるダイアログボックスを表示します。このオプションは、この機能がサポートされていないターゲットでは無効の場合があります。
[Set Working Directory...]
[Current Working Directory]ダイアログボックスを表示します。現在の作業ディレクトリの新しい場所を入力して、[OK]をクリックします。
[Path Substitution...]
[Path Substitution]および[Edit Substitute Path]ダイアログボックスを表示します。
[Edit Substitute Path]ダイアログボックスを使用して、イメージパスをホスト上のソースファイルパスに関連付けます。[OK]をクリックします。イメージとホストパスが[Path Substitution]ダイアログボックスに追加されます。操作が完了したら、[OK]をクリックします。
[Threads Presentation]
スレッドをスタックトレースにフラットまたは階層表示のいずれかで表示します。
[自動展開コールスタック]
展開されたスタックを接続の選択時に自動的に表示するかどうかを制御します。
[デフォルトのスタック深度]
[デバッグ制御]ビューに表示されるスタックフレームの最大数を制御します。表示されるスタックフレームの数が増加すると、デバッガのパフォーマンスが遅くなる可能性があります。
[コアを常に表示]
使用可能なプロセッサを表示します。
DTSL オプション
[DTSL コンフィギュレーションエディタ]ダイアログを開き、ターゲット接続用の DTSL オプションを指定します。
関連する概念
6.8 マルチスレッドアプリケーションのデバッグについて
6.9 共有ライブラリのデバッグについて
6.10.2 Linux カーネルのデバッグについて
6.10.3 Linux カーネルモジュールのデバッグについて
6.11 TrustZone 対応ターゲットのデバッグについて
関連する参考文書
16.2  DS-5 デバッグパースペクティブのキーボードショートカット
11.6 [Commands]ビュー
章 11  DS-5 デバッグパースペクティブおよびビュー
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