15.2.1 SoC 設計の複雑さ

デバッガには、多数のコアおよびデバッグコンポーネントを含んでいる複雑な SoC 設計を処理できる能力が必要です。例えば、次の図は、多くのデバッグコンポーネントを含んでいる比較的単純な SoC 設計を示しています。
図 15-1 単純な CoreSight 設計
単純な CoreSight 設計

このようなシステムも時の流れと共に複雑化し続けています。例えば、SoC 設計者は、システム間の同期を維持するために、複数の DAP を経由してアクセスされるだけでなく複数のクロストリガインタフェース(CTI)を通じてリンクされている複数のサブシステムを使用する場合があります。それぞれのサブシステムの設計は図に示すものとほぼ同じですが、サブシステムでは共有 CTI および TPIU が追加されています。
システム設計があまりにも複雑で多様なため、DTSL は、特定のシステムの詳細とデバッグ機能をユーザに提供するツールとの間に抽象レイヤを提供するように設計されています。例えば、DTSL を使用しているデバッグツールは、特定のコアのトレースデータのソースの存在を認識してそのデータにアクセスしますが、そのデータを取得するために複雑なシステムコンフィギュレーションおよびツールセットアップを処理する必要はありません。例えば、デバッグツールが CoreSight™ ファネルをプログラムしたり、DSTREAM からトレースデータを収集したり、TPIU トレースプロトコルを逆多重化したりする方法を認識している必要はありません。
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