15.5.8 DTSL MEM-AP サポート

DTSL は、MEM-AP サポートのための特殊クラスが用意されています。以下の図は、クラス階層を示しています。
図 15-9 MEM-AP クラス階層
MEM-AP クラス階層

この図では、2 つの主要なクラスツリー、つまり、MEM-AP ツリーと DeviceMemoryAccessor ツリーを示しています。DTSL コンフィギュレーションでは一般的に、実際のバスタイプに対して特化された 1 つ以上の MEM-AP クラス型のオブジェクトを作成します。
MCBSTM32E の例では、メモリへの直接アクセスに使用できる AHB-AP が含まれています。Cortex-M3 の事例では、このバスは CoreSight デバッグコンポーネントへのアクセスにも使用されますが、Cortex-M 以外のコアの場合、デバッグコンポーネントアクセスには APB-AP を別途設けるのが一般的です。DTSL コンフィギュレーションスクリプトの重要な行は次のとおりです。
devID = self.findDevice("CSMEMAP")
self.AHB = CortexM_AHBAP(self, devID, "CSMEMAP")		
この例では、RDDI-DEBUG コンフィギュレーションには CSMEMAP と呼ばれるデバイスがあり、CortexM_AHBAP DTSL オブジェクトに関連付られます。このオブジェクトは DTSL Device から派生しているため、使用可能なメモリアクセスメソッドを持ちます。
クライアントがこのような DTSL デバイスを認識できない場合は、これらのメソッドを使用してメモリに直接アクセスすることができます。
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