8.4 コマンドラインを使用したカスタムコンフィギュレーションデータベースの指定

ターゲットによっては、デフォルトの DS-5 コンフィギュレーションデータベースに表示されない場合があります。例えば、カスタムターゲットは自分だけに表示されます。この場合、ターゲットの詳細が含まれているカスタムコンフィギュレーションデータベースを指定できます。

DS-5デバッガコマンドラインオプションを使用して、カスタムコンフィギュレーションデータベースのエントリを表示し、接続名を決定します。次に、追加のコマンドとオプションを使用して、コンフィギュレーションデータベースの詳細を指定しターゲットに接続します。

手順

  1. DS-5 コマンドラインコンソールを起動します。
    • Windows の場合、[スタート] > [プログラム] > [ARM DS-5 > DS-5[Command Prompt]を選択します。
    • Linux の場合、
      • DS-5_install_directory/bin ディレクトリを PATH 環境変数に追加します。既に設定されている場合は、この手順を省略します。
      • ターミナルを開きます。
  2. ユーザ指定のコンフィギュレーションデータベースのエントリをリスト表示します。以下の構文を使用します。
    • Windows の場合は、「debugger --cdb-list --cdb-root path_to_cdb1 [;path_to_cdb2]」と入力します。
      例えば、「debugger --cdb-list --cdb-root C:\DS-5_Workspace\MyConfigDB1 ; DS-5_Workspace\MyConfigDB2
      」のように入力します。
    • Linux の場合は、「debugger --cdb-list --cdb-root path_to_cdb1 [:path_to_cdb2]」と入力します。
      例えば、「debugger --cdb-list --cdb-root /DS-5_Workspace/MyConfigDB1 : DS-5_Workspace/MyConfigDB2
      」のように入力します。
    各項目には以下の意味があります。
    debugger
    DS-5デバッガを呼び出すためのコマンドです。
    --cdb-list
    コンフィギュレーションデータベースのエントリを一覧表示するためのオプションです。
    --cdb-root
    1 つ以上のコンフィギュレーションデータベースへのパスを指定するためのオプションです。
    path_to_cdb1path_to_cdb2
    コンフィギュレーションデータベースへのディレクトリパスです。

    DS-5デバッガは、コンフィギュレーションデータベースを左から右に処理します。処理済みデータベースからの情報は、後で処理されるデータベースからの情報に置き換えられます。
    例えば、異なるレジスタを含む変更済みの Cortex-A15 プロセッサ定義を生成する場合は、これらの変更をコマンドライン上のリストの端にある新しいデータベースに追加できます。
  3. ターゲットの詳細を決定したら、次のコマンドライン構文を使用して、カスタムコンフィギュレーションデータベースのターゲットに接続します。
    debugger --cdb-entry "Manufacturer::Platform::Project type::Execution environment::Activity::Connection type" --cdb-root path_to_cdb1
    例えば、Windows では、次のように設定します。
    debugger --cdb-entry " ARM Development Boards::Versatile Express A9x4::Bare Metal Debug::Bare Metal SMP Debug of all cores::Debug Cortex-A9x4 SMP::DSTREAM " --cdb-entry-param " Connection=USB:000271 " --cdb-root C:\DS-5_Workspace\MyConfigDB1
    各項目には以下の意味があります。
    debugger
    DS-5デバッガを呼び出すためのコマンドです。
    --cdb-entry
    接続先ターゲットを指定します。
    Manufacturer::Platform::Project type::Execution environment::Activity::Connection type
    カスタムコンフィギュレーションデータベースのエントリに対応します。エントリには、どのエントリにも内部にエントリが複数あるツリーデータ構造があります。
    --cdb-root
    カスタムコンフィギュレーションデータベースを指定するためのコマンドです。
    path_to_cdb1
    コンフィギュレーションデータベースへのディレクトリパスです。

    • デフォルトのコンフィギュレーションデータベースのデータが不要な場合は、別のコマンドラインオプションの --cdb-root-ignore-default を使用して、デフォルトのコンフィギュレーションデータベースを使用しないようにデバッガに指示します。
    • 複数のコンフィギュレーションデータベースを指定するには、ディレクトリパスを Linux システムではコロン、Windows システムではセミコロンで区切ります。
    • 接続パラメータが必須の場合、--cdb-entry-param オプションで指定します。
関連する概念
8.1 概要: コマンドラインまたはスクリプトからの DS-5デバッガの実行
関連する参考文書
8.2 コマンドラインデバッガのオプション
関連情報
コマンドラインからの DS-5 デバッガを使用したトレース
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