10.6 PCE でのプラットフォームコンフィギュレーションの編集

ここでは、トレースをサポートするために PCE ビューにコンポーネント接続を追加する方法を示します。

DS-5 で新しいプラットフォームコンフィギュレーションを作成した後、プラットフォームコンフィギュレーションをレビューできます。次の図は、PCE ビューのデバイス概要を示しています。左側のペインには、以下が表示されます。
プローブ
ここには、デバッグハードウェアユニット(DSTREAM ユニットなど)のコンフィギュレーションが表示されます。デバッグハードウェア設定を変更した後、もう一度プラットフォームを自動検出する場合は、[自動検出]タブにコネクションアドレスを入力します。
デバイス
ここには、プラットフォームのスキャンチェインおよびデバイス階層が表示されます。デバイス階層は通常、1 つまたは複数のデバッグアクセスポート(DAP)で構成されています。各 DAP は、1 つまたは複数のアクセスポート(AP)で構成されています。各 AP には、そのアクセスポートを通じて検出されたデバイスが表示されます。
デバッグアクティビティ
ここには、ターゲットで実行できるデバッグアクティビティの種類が表示されます。デバッグアクティビティは、デバッグセッションを開始する際に[Debug Configurations]ダイアログボックスからアクセスできます。
PCE ビューを使用して、不足しているコンポーネント接続を特定し、プラットフォームコンフィギュレーションに追加できます。この図は、DS-5 で自動検出を行った後に PCE ビューに表示されるサンプルプラットフォームのコンフィギュレーションを示しています。
図 10-8 コンポーネント接続
コンポーネント接続

PCE ビューのタイトルバーには、自動検出によって特定できなかった情報に関する警告が表示されます。詳細については、デバイス階層にあるデバイスをクリックして下さい。たとえば、Cortex-M3 プロセッサをクリックすると、不足情報に関するメッセージが表示される場合があります。
図 10-9 スレーブなし
スレーブなし

Cortex-M3 プロセッサにはスレーブ接続がありません。自動検出では、Cortex-M3 プロセッサのトポロジー情報を特定できませんでした。左側のペインのデバイス階層は、Cortex-M3 プロセッサとトレースソースの CSETM_6 が同じ CSMEMAP_2 アクセスポートにあることを示しています。
図 10-10 デバイス階層
デバイス階層

Cortex-M3 プロセッサと ETM の間にコンポーネント接続を追加して、プラットフォーム上の Cortex-M3 プロセッサのトレースを有効にすることができます。

プラットフォームコンフィギュレーションに適切なコンポーネントを追加するには、デバイストポロジーを認識する必要があります。これはサンプルプラットフォームへのコンポーネントの追加を示しています。

手順

  1. 左側のペインにある[デバイス]を選択します。
  2. 右側のペインにある[コンポーネント接続]タブを選択します。
  3. 新しいコンポーネント接続を追加するには、[リンクの追加]をクリックします。次の図は、[リンクの追加]ダイアログボックスを示しています。
  4. [マスター]には Cortex-M3 を選択し、[スレーブ]には CSETM_6 を選択します。[OK]をクリックしてコンポーネント接続を追加します。
    図 10-11 コアトレースの追加
    コアトレースの追加

  5. PCE ビューに、CSETM_6 にスレーブ接続がないことが表示されます。デバイス階層には、CSCTI_8 コンポーネントが同じアクセスポートにあることが示されています。このコンポーネント接続を CSETM_6 に追加するには、[リンクの追加]をクリックし、[マスター]CSETM_6 を、[スレーブ] CSCTI_8 を選択します。
    図 10-12 CTI トリガーの追加
    CTI トリガーの追加

  6. PCE ビューの[コンポーネント接続]タブには、ユーザーが追加したコンポーネント接続が表示されます。プラットフォームコンフィギュレーションを保存します。
    図 10-13 ユーザーが追加したコンポーネント接続
    ユーザーが追加したコンポーネント接続

  7. プラットフォームコンフィギュレーションを作成します。プラットフォームコンフィギュレーションを作成するには、[プロジェクトエクスプローラ]ウィンドウでプロジェクトを右クリックし、[プラットフォームのビルド]を選択します。
    図 10-14 Project Explorer
    Project Explorer

  8. [プラットフォームのビルド]ダイアログボックスで、[完全なデバッグとトレース]を選択します。これにより、ユーザーが追加した CoreSight トレースコンポーネントを使用して、デバッグコンフィギュレーションファイルが再生成されます。[デバッグ専用]を選択すると、デバッグコンフィギュレーションファイルには、トレース機能がないデバッグセッションのコンフィギュレーションのみが含まれます。
    図 10-15 完全なデバッグとトレース
    完全なデバッグとトレース

  9. [プロジェクトエクスプローラ]ウィンドウで右クリックし、[Debug As] > [Debug Configurations...]を選択して、[Debug Configurations]ビューを開きます。
    図 10-16 デバッグアクティビティ
    デバッグアクティビティ

  10. [Debug Configurations]ダイアログボックスの[接続]タブから、プラットフォームとデバッグアクティビティを選択します。

    [Debug Configurations]リストに新しいプラットフォームを表示するには、コンフィギュレーションデータベースを[Window] > [Preferences] > [DS-5] > [コンフィギュレーションデータベース]で指定する必要があります。
  11. [DTSL オプション][編集]をクリックします。次の図は、新しいプラットフォームコンフィギュレーションによって Cortex-M3 プロセッサにトレース機能が提供されていることを示しています。
    図 10-17 DTSL オプション
    DTSL オプション

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