7.9 ユースケーススクリプト

ユースケーススクリプトは、DS-5 で使用できる既存のスクリプトに拡張機能を提供します。

DS-5 では、さまざまなターゲットの接続およびデバッグを行うために、コンフィギュレーションデータベースに多数の定義済みプラットフォームコンフィギュレーションおよびモデルコンフィギュレーションが用意されています。コンフィギュレーションデータベースは、Platform Configuration Editor またはモデルコンフィギュレーションエディタを使用して拡張することができます。
コンフィギュレーションへの接続が確立されたら、ユースケーススクリプトを実行してカスタム動作を起動できます。Jython を使用して、ARM デバッグおよびトレースサービスレイヤ(DTSL)ライブラリとデバッガ API にアクセスできます。ユースケーススクリプトを使用すると、複雑なトレースコンフィギュレーションを提供したり、ピン多重化をトレースしたり、複数の CoreSight コンポーネントを 1 つのスクリプト内で設定したりすることができます。
ユースケーススクリプトでは、シンプルでありながら高度な設定が可能な方法でユーザー定義機能を実装できるため、スクリプトを設定、構成、保守するためのボイラープレートコードを書く手間が省けます。それでもユースケーススクリプトは、スクリプト API 全体にアクセスできます。
ユースケーススクリプトの利点は次のとおりです。
DS-5 での動作
コンフィギュレーションデータベース内のスクリプトやプラットフォーム固有のスクリプトなど、ユースケーススクリプトをクエリ、リスト、実行するための組み込み関数が DS-5 に用意されています。ユースケーススクリプトは、実行前に解析と検証が行われます。スクリプトの構造にエラーがある場合は、明確なエラーメッセージが報告されます。
組み込み機能
ユースケーススクリプトは、コマンドラインでスクリプトに指定される値を設定するための一連のオプションと、オプションのセットを保存およびロードするための組み込みメカニズムを備えています。特定のターゲットに対するトレースコンフィギュレーションや、バグを再現するための複雑なオプションのセットは、スクリプトの実行時に保存およびロードすることができます。
柔軟性
ユースケーススクリプトを使用すれば、スクリプト開発時に引数の数、オプション、メソッドの名前を変更するのが簡単になります。ユースケーススクリプトに位置引数を定義することができます。位置引数の追加、削除、変更は簡単です。コマンドラインからスクリプトを実行する際は、位置引数に値を指定する必要があります。各ユースケースが 1 つの機能を提供する状況で、共通のコードを共有できるように、複数のユースケースが 1 つのユースケーススクリプト内でサポートされています。
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