7.19 Usecase Run コマンド

usecase run コマンドは、指定されたエントリポイントからスクリプトを実行します。

コマンドラインからユースケーススクリプトを実行するための基本的な構文は以下のとおりです。
usecase run /path/to/script.py [options]
使用できるオプションは、スクリプト内の現在のユースケースの $Options$ タグによって参照されるメソッドで定義されます。これのオプションは、usecase help コマンドでリストすることができます。
コマンドラインでオプションを設定するための構文は、--option.name=value または --option.namevalue です。オプションの値が明示的に指定されていない場合、オプションは、スクリプトで定義されたデフォルトを取得します。
スクリプトの絶対パスを指定するのではなく、usecase run コマンドを発行する場合は、スクリプト名の前で -p または -s フラグを指定します。例えば、現在のプラットフォームのユースケーススクリプトを実行するには、usecase run -p <script> [options] を発行します。
1 つのスクリプトで複数のユースケースが定義されている場合は、スクリプトを実行するときに使用するエントリポイントまたはメインメソッドを定義する必要があります。複数のユースケースが定義されているスクリプトの場合は、構文は usecase run <script> <entry_point> [options] となります。
ユースケースのエントリポイントが位置引数を受け入れる場合、スクリプトの実行時にコマンドラインでこれらの引数を宣言する必要があります。例えば、現在の作業ディレクトリのユースケーススクリプト positional.py のメインメソッドが以下のように定義されている場合、
...
$Run$ main
...
def main(script, filename, value):
        print(“Running the main method”)
スクリプトを実行するための構文は以下のようになります。
usecase run positional.py [options] <filename> <value>

例 7-16 例

usecase run myscript.py --options.enableETM=True --option.enableETM.timestamping=True
        --options.traceCapture ”DSTREAM”
このユースケースについて定義されたオプションを設定して、現在の作業ディレクトリの myscript.py という名前のユースケーススクリプトを実行します。
usecase run multipleEntry.py mainOne --options.traceCapture ”ETR”
現在の作業ディレクトリの multipleEntry.py という名前のユースケーススクリプトを実行します。このユースケーススクリプトのエントリポイントは mainOne です。エントリポイントの後で 1 つのオプションが指定されます。
usecase run -s multipleScript.py mainTwo filename.txt 100
現在の作業ディレクトリの multipleScript.py コンフィギュレーションデータベース内の /Scripts/usecase/ ディレクトリでユースケーススクリプトを実行します。このユースケーススクリプトのエントリポイントは mainTwo で、2 つの位置引数を定義します。スクリプトに指定されたオプションはありません。

保存のオプション

異なる接続でスクリプトが実行されるたびに、コマンドラインで入力するのが面倒な場合もある長いオプションのリストを指定する場合があります。このソリューションは、組み込み機能の --save-options の形式です。
options.txt がオプションを保存するファイルである場合、スクリプト usecase run <script> --option1=..., option2=..., を実行して、--save-options=/path/to/options.txt を追加します。実行時にこのユースケースに指定されるオプションは、options.txt に保存されます。
コマンドラインでオプションが宣言されない場合、そのデフォルト値は指定されたファイルに保存されます。

ロードのオプション

ファイルにオプションを保存すると、同様の仕組みを使用して再度ロードできます。usecase run <script> --load-options=path/to/options.txt を発行すると options.txt からオプションがロードされ、正常にロードされたら、スクリプトが実行されます。
コマンドラインでオプションを指定し、ファイルからロードすることで、オプションを組み合わせることができます。コマンドラインで指定されたオプションは、ファイルからロードされたオプションをオーバーライドします。
例:
myscript.py のオプションファイル options.txt には以下の 2 つのオプション値が含まれています。
  • option.a=10.
  • option.b=20.
usecase run myscript.py –load-options=options.txt を実行すると、指定されたファイルから値 10 を持つ options.a と値 20 を持つ options.b がロードされます。例えば、オプションがコマンドライン usecase run –option.b=99 –load-options=options.txt で設定された場合、ファイルから取得されたオプションはオーバーライドされます。option.a は値 10 を取得しますが、option.b はコマンドラインで指定され、このファイルに保存されている値とは異なる新しい値である 99 を取得します。これは、1 つのユースケースのオプションの標準セットを保存し、実行時に必要なオプションのみを変更する場合に便利です。

表示のオプション

スクリプトを実行する場合、オプションが外部のファイルからロードされた場合でも、使用されるオプションをユーザが確認する必要がある場合があります。組み込みオプション --show-options は、スクリプトが実行されたときにスクリプトで使用されるすべてのオプションの名前と値を表示します。

例 7-17 例

usecase run <script> --show-options
このスクリプトのデフォルトのオプションのリストを出力します。
usecase run <script> --option1=x, --option2=y --show-options
option1 および option2 の更新された値を使用して、スクリプトのオプションのリストを出力します。
usecase run <script> --load-options=<file> --show-options
指定されたファイルから値を取得して、オプションのリストを出力します。ロードされたファイルでオプションが定義されていない場合、そのデフォルト値が出力されます。
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