3.12 ブレークポイントとウォッチポイントの保留

デバッガに存在するのは保留中のブレークポイントまたはウォッチポイントですが、それらは共有ライブラリがロードされるなど一部の前提条件が満たされるまでターゲットでアクティブではありません。

通常、ブレークポイントとウォッチポイントは、デバッグ情報が使用可能な場合に設定できます。ただし、保留中のブレークポイントとウォッチポイントを使用すると、関連するデバッグ情報が使用可能になる前に、ブレークポイントとウォッチポイントを設定することが可能になります。

新しい共有ライブラリがロードされると、デバッガは保留中のブレークポイントとウォッチポイントをすべて自動的に再評価します。解決可能なアドレスを持つブレークポイントまたはウォッチポイントは、標準実行ブレークポイントまたはウォッチポイントとして設定され、未解決のアドレスを持つポイントは保留中となります。ライブラリがアプリケーションによってアンロードされると、デバッガは共有ライブラリ内のブレークポイントまたはウォッチポイントを自動的に保留中のポイントに変更します。

保留中のブレークポイントまたはウォッチポイントを手動で設定する

保留中のブレークポイントまたはウォッチポイントを手動で設定するには、以下のコマンドと -p オプションを使用することができます。

advance

break

hbreak

tbreak

thbreak

watch

awatch

rwatch

ヒント:

デバッガコマンドはコマンドビューで入力できます。詳細については、「 コマンドビュー」を参照して下さい。

例 3-2 保留中のブレークポイント/ウォッチポイントのサンプル

break -p lib.c:20         # Sets a pending breakpoint at line 20 in lib.c
awatch -p *0x80D4         # Sets a pending read/write watchpoint on address 0x80D4

保留中のブレークポイントまたはウォッチポイントを解決する

保留中のブレークポイントまたはウォッチポイントの解決を強制的に実行できます。この機能は、共有ライブラリの検索パスを手動で変更した場合などに便利です。

保留中のブレークポイントまたはウォッチポイントを解決する:

  • ユーザインターフェースを使用している場合は、解決する保留中のブレークポイントまたはウォッチポイントを右クリックして、[解決]を選択します。
  • コマンドラインを使用する場合は、 resolve コマンドを使用します。
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