6.6 big.LITTLE システムのデバッグについて

big.LITTLE™ システムは、さまざまな作業で高性能と低消費電力を最適化するように設計されています。これは、1 つ以上の低電力プロセッサと一緒に 1 つ以上の高性能プロセッサを含めることによって達成されます。システムは必要に応じてプロセッサ間で作業を切り替えることにより、この目標を達成します。

通常、 big.LITTLE システムは 対称的マルチプロセス (SMP)構成で設定されます。オペレーティングシステムまたはハイパーバイザが、どのプロセッサを起動または終了させるかをいつでも制御し、プロセッサ間でタスクを移行します。

big.LITTLE システムでのベアメタルデバッグには、DS-5 デバッガ内で SMP 接続を設定できます。この場合、システムのすべてのプロセッサはデバッガの制御下に置かれます。デバッガは実行中に各プロセッサの電源状態を監視し、その状態を[Debug Control]ビューとコマンドラインに表示します。電源が切れたプロセッサは、デバッガに表示されますが、アクセスはできません。

big.LITTLE システムでの Linux アプリケーションのデバッグには、DS-5 デバッガ内で gdbserver 接続を設定できます。Linux アプリケーションは通常、大きいプロセッサで実行されているか、小さいプロセッサで実行されているかがオペレーティングシステムによって隠ぺいされていますので、これを認識しません。このため、他のシステムでのアプリケーションのデバッグと比べても、 big.LITTLE システムでの Linux アプリケーションのデバッグ時でも、デバッガ内に違いはありません。

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