11.4 [Breakpoints]ビュー

[ブレークポイント]ビューでは、プログラムで設定したブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを表示できます。

また、このビューを使用すると、以下を実行できます。

  • ブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを無効または有効にしたり、削除したりします。

  • ブレークポイントおよびウォッチポイントの一覧をインポートまたはエクスポートします。

  • 選択したブレークポイントが設定されたコード行を含むソースファイルを表示します。

  • 選択したブレークポイントが設定された位置の逆アセンブリを表示します。
  • 選択したウォッチポイントが設定されているメモリを表示します。

  • ブレークポイントのプロパティを設定してブレークポイントのアクティブ化を遅らせます。

  • すべての Unix シグナルおよびプロセッサ例外ハンドラのメッセージの処理とメッセージの出力を制御します。

  • 選択したウォッチポイントのアクセスタイプを変更します。

図 11-4 ブレークポイントとサブブレークポイントを表示している Breakpoints ビュー
ブレークポイントとサブブレークポイントを表示している Breakpoints ビュー


ブレークポイントエントリの構文

ブレークポイントエントリには以下の構文があります。

source_file:linenum @ function+offsetaddress [#IDinstruction_set, ignore = num/count, nHits hits, (condition)]

各項目には以下の意味があります。

source_file:linenum

ソースファイルが利用できる場合は、ブレークポイントが設定されているファイルのファイル名および行番号(例えば、main.c:44)。

function+offset

ブレークポイントが設定されている関数の名前および関数の開始位置からのバイト数。例えば、main_app+0x12 は、ブレークポイントが main_app() 関数の開始位置から 18 バイト離れていることを示します。

address

ブレークポイントが設定されているアドレス。

ID

ブレークポイントの ID 番号(#N )。場合によっては、 for ループ内など、ブレークポイントが多数のサブブレークポイントで構成されている可能性があります。これらは N.n として識別されます。 N は親の数です。サブブレークポイントエントリの構文を以下に示します。

function+offsetaddress [#ID]
instruction_set

ブレークポイントのアドレスにある命令の命令セット(A32(ARM)または T32(Thumb))。

ignore = num/count

設定されている場合はブレークポイントを無視する回数。各項目には以下の意味があります。

最初は num count に等しく、ゼロに達するまで各パスに対してデクリメントします。

count は、ignore 回数に対して指定した値です。

nHits hits

ブレークポイントに達するたびにインクリメントするカウンタ。これは、初めてブレークポイントに達すると表示されます。ignore 回数を設定した場合、hits 回数は ignore 回数がゼロに達するまでインクリメントを開始しません。

condition

指定した停止条件。

ウォッチポイントエントリの構文

ウォッチポイントエントリには以下の構文があります。

nametype @ address [#ID]

各項目には以下の意味があります。

name

ウォッチポイントが設定された変数の名前。

type

ウォッチポイントのアクセスタイプ。

address
ウォッチポイントが設定されているアドレス。
ID

ウォッチポイントの ID 番号。

トレースポイントエントリの構文

トレースポイントエントリには以下の構文があります。

source_file:linenum

各項目には以下の意味があります。

source_file:linenum

ソースファイルが利用できる場合は、トレースポイントが設定されているファイルのファイル名および行番号。

ツールバーとコンテキストメニューのオプション

ツールバーまたはコンテキストメニューには、以下のオプションが用意されています。

[Linked:context]

このビューを[デバッグ制御]ビューで選択した接続にリンクします。これがデフォルトです。または、ビューを別の接続にリンクすることもできます。リンクする接続がドロップダウンリストに表示されていない場合は、まず[デバッグ制御]ビューで接続を選択する必要があります。

[Delete]

選択したブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを削除します。

[Delete All]

すべてのブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを削除します。

[Go to File]

選択したブレークポイントまたはトレースポイントが設定されているコード行を含むソースファイルを表示します。ウォッチポイントではこのオプションは無効です。

[Skip All Breakpoints]

現在設定されているすべてのブレークポイントまたはウォッチポイントを非アクティブにします。デバッガはブレークポイントまたはウォッチポイントごとの有効/無効状態を記憶し、これらを指定したときにその状態を復元します。

[Show in Disassembly]

選択したブレークポイントが設定された位置の逆アセンブリを表示します。トレースポイントではこのオプションは無効です。

[Show in Memory]

選択したウォッチポイントが設定されているメモリを表示します。トレースポイントではこのオプションは無効です。

[Resolve]

選択したブレークポイントまたはウォッチポイントのアドレスを再評価します。アドレスを解決できる場合はブレークポイントまたはウォッチポイントが設定され、解決できない場合は保留のまま残ります。

[Enable Breakpoints]

選択したブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを有効にします。

[Disable Breakpoints]

選択したブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを無効にします。

[Copy]

選択したブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントをコピーします。これを実行するには、標準キーボードショートカットも使用できます。

[Paste]

コピーしたブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを貼り付けます。デフォルトでは、有効になっています。これを実行するには、標準キーボードショートカットも使用できます。

[Select all]

すべてのブレークポイント、ウォッチポイント、およびトレースポイントを選択します。これを実行するには、標準キーボードショートカットも使用できます。

[Properties...]

選択したブレークポイント、ウォッチポイント、またはトレースポイントの[プロパティ]ダイアログボックスを表示します。これを使用すると、選択したウォッチポイントのアクティブ化の制御やアクセスタイプの変更を行うことができます。

[View Menu]

以下の[View Menu]オプションがあります。

[New Breakpoints]ビュー

[ブレークポイント]ビューの新しいインスタンスを表示します。

[Import Breakpoints]

ブレークポイントおよびウォッチポイントのリストをファイルからインポートします。

[Export Breakpoints]

ブレークポイントおよびウォッチポイントの現在のリストをファイルにエクスポートします。

[Alphanumeric Sort]

ビューに表示される文字列に基づいてリストをアルファベット順にソートします。

[Ordered Sort]

リストを設定した順にソートします。

[Auto Update Breakpoint Line Numbers]
ソースファイルに変更があった場合、[ブレークポイント]ビューのブレークポイントの行番号を自動的に更新します。
[Manage Signals]

[信号の管理]ダイアログボックスを表示します。

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