11.12 [Expressions]ビュー

[式]ビューでは、式を作成および使用できます。

図 11-15 [Expressions]ビュー
[Expressions]ビュー


以下のことができます。

式の追加
式を[新しい式をここに入力してください]フィールドに入力し、キーボードの Enter キーを押します。これにより、ビューに式が追加され、その値が表示されます。

注:

式を評価するときに式に副作用がある場合、予測不能な結果が生じます。式を評価するときに、式に対する複数の入力の状態が変化した場合に、副作用が発生します。

例えば、このような場合は、x++ または x+=1 の代わりに x+1 を使用する必要があります。

式の編集
[値]フィールドで式の値を編集できます。値を選択し、編集します。
式の削除
[式]ビューで、ビューから削除する式を選択し、[削除]ボタンをクリックして、選択した式を削除します。すべての式を削除する場合は、[すべて削除]ボタンをクリックします。

ヒント:

キーボードの Delete キーを使用して、現在選択した式を削除することもできます。
ビューの更新

ビューの値を更新するには、[Refresh] ボタンをクリックします。

数値と 16 進数値との切り替え
すべての数値を 16 進数値に変更するには、[Numerical to hexadecimal] ボタンをクリックします。この操作は切り替えとして実行され、選択された環境設定はセッションにまたがって保存されます。

例 11-1 式の例

Linux カーネルのデバッグ時に内部のスレッド構造を表示するには、これらの式を使用します。

SVC モードの ARMv7 用(スタックサイズは 8K):

(struct thread_info*)($SP_SVC & ~0x1FFF)

EL1 の ARMv8 AArch64 用(スタックサイズは 16K):

(struct thread_info*)($SP_EL1 & ~0x3FFF)

ツールバーとコンテキストメニューのオプション

ツールバーまたはコンテキストメニューには、以下のオプションが用意されています。

[リンク:コンテキスト]

このビューを[デバッグ制御]ビューで選択した接続にリンクします。これがデフォルトです。または、ビューを別の接続にリンクすることもできます。リンクする接続がドロップダウンリストに表示されていない場合は、まず[デバッグ制御]ビューで接続を選択する必要があります。

[Remove Selected Expression]

選択した式をリストから削除します。

[Remove All Expressions]

すべての式をリストから削除します。

[Cut]

選択した式をコピーして削除します。

[Copy]

選択した式をコピーします。

[逆アセンブリ]ビューまたは[メモリ]ビューで使用するための式をコピーするには、まず[名前]フィールドの式を選択します。

[Paste]

以前に切り取った、またはコピーした式を貼り付けます。

[Delete]

選択した式を削除します。

[Select All]

すべての式を選択します。

[Show in Registers]

式がレジスタに対応する場合は、選択されたレジスタを含む[レジスタ]ビューが表示されます。

[Show in Memory]

このオプションを有効にすると、以下のいずれかに対して設定されたアドレスを含む[メモリ]ビューが表示されます。

  • 値が配列のアドレス &name などのアドレスに変換された場合は、選択した式の値。

  • 配列の名前 name などの式の場所。

sizeof キーワードを使用して、メモリサイズを式のサイズに設定します。

メモリでデリファレンスを表示

選択した式がポインタである場合は、式の値に設定されたアドレスを含む[メモリ]ビューが表示されます。

逆アセンブリで表示

このオプションを有効にすると、式の場所に設定されたアドレスを含む[逆アセンブリ]ビューが表示されます。

[逆アセンブリでデリファレンスを表示]
選択した式がポインタである場合は、式の値に設定されたアドレスを含む[逆アセンブリ]ビューが表示されます。
[変数のアドレスを変換]

MMU ビューを表示し、変数のアドレスを変換します。

[ウォッチポイントの切り替え]
[ウォッチポイントの追加]ダイアログを表示します。このダイアログでは、選択した変数のウォッチポイントを設定したり、既に設定されているウォッチポイントを削除したりできます。
ウォッチポイントを有効化
選択した変数にウォッチポイントが設定されている場合に、ウォッチポイントを有効にします。
ウォッチポイントを無効化
選択した変数にウォッチポイントが設定されている場合に、ウォッチポイントを無効にします。
[ウォッチポイントを解決]
選択した変数にウォッチポイントが設定されている場合に、ウォッチポイントのアドレスを再評価します。アドレスを解決できる場合はウォッチポイントが設定され、解決できない場合は保留のまま残ります。
[ウォッチポイントのプロパティ]
[ウォッチポイントのプロパティ]ダイアログボックスを表示します。これを使用すると、ウォッチポイントのアクティブ化を制御できます。
[送信先]

このオプションを使用すると、レジスタフィルタを[式]ビューに追加できます。特定の[式]ビューに追加できるサブメニューを表示します。

<Format list>

式の値に使用できる形式のリスト。

[View Menu]

以下の[View Menu]オプションがあります。

新しい式ビュー

[式]ビューの新しいインスタンスを表示します。

非表示の場合はビューを更新

他のビューの背後にあり表示されない場合は、ビューの更新を有効にします。デフォルトでは、非表示の場合はビューを更新しません。

[Freeze Data]

現在のビュー内のデータのフリーズを切り替えます。これを使用すると、[Refresh]オプションを無効または有効にできます。

新しい列ヘッダの追加

列ヘッダを右クリックして表示する列を選択します。以下の列があります。

名前

main+1024 などのアドレスまたは $R1 などのレジスタに解決する式。

[Value]

式の値。白い背景の値を変更できます。黄色の背景は、値が変更されたことを示します。これは、ステップ実行などのデバッグアクションを実行するか、値を直接編集した場合に起こる可能性があります。

ビューをフリーズすると、値を変更できません。

式によって識別されるアドレスの値に関連付けられている型。

[Count]

配列またはポインタ要素の数。ポインタ要素の数を編集できます。

[Size]

式のサイズ(ビット単位)。

[Location]

式によって識別される 16 進数のアドレス、または式に 1 つのレジスタ名しかない場合はレジスタの名前。

アクセス

式のアクセスタイプ。

デフォルトでは、すべての列が表示されます。

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