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ホーム > DS-5 デバッグパースペクティブおよびビュー > [Breakpoint Properties]ダイアログボックス |
[Breakpoint Properties]ダイアログボックスでは、ブレークポイントのプロパティを表示できます。
また、このビューを使用すると、以下を実行できます。
停止条件およびブレークポイントを無視する回数を設定します。
ブレークポイントに達したときに実行するスクリプトファイルを指定します。
すべてのブレークポイントアクションの完了時に自動的に実行を継続するようデバッガを設定します。
ブレークポイントアクションを特定のスレッドまたはプロセッサに割り当てます(可能な場合)。
ブレークポイント情報には、ブレークポイントの基本的なプロパティが表示されます。このプロパティは以下のもので構成されます。
ソースファイルが利用できる場合は、ブレークポイントが設定されているファイルのファイル名および行番号(例えば、calendar.c:34
)。
ブレークポイントが設定されている関数の名前および関数の開始位置からのバイト数。例えば、main+0x4
は、ブレークポイントが main()
関数の開始位置から 4 バイト離れていることを示します。
ブレークポイントが設定されているアドレス。
ブレークポイントの ID 番号(#
)。場合によっては、N
for
ループ内など、ブレークポイントが多数のサブブレークポイントで構成されている可能性があります。これらは
として識別されます。N
.n
は親の数です。N
ブレークポイントの命令セット(A32(ARM)
またはT32(Thumb)
)。
設定されている場合は、ignore
の回数。表示形式は以下のとおりです。
ignore =
num
/count
最初は
は num
count
に等しく、ゼロに達するまで各パスに対してデクリメントします。
は、count
ignore
回数に対して指定した値です。
ブレークポイントに達するたびにインクリメントする hits
回数。これは、初めてブレークポイントに達すると表示されます。ignore
回数を設定した場合、hits
回数は ignore
回数がゼロに達するまでインクリメントを開始しません。
指定した停止条件(例えば、i==3
)。
ホストマシンにあるイメージの場所。
イメージがコンパイルされたときのパス。相対パスまたは絶対パスを設定できます。この場所はホストファイルの場所とは異なる場所である可能性があります(別のマシンでイメージをコンパイルおよびデバッグした場合)。
これは、以下のことを示します。
ブレークポイントアドレスのコードにソースファイルが使用できるかどうかを示します。使用できる場合は[Source Level]
、使用できない場合は[Address Level]
が表示されます。
ブレークポイントが共有オブジェクトのコードにある場合、[Auto]
は、その共有オブジェクトがロードされたときにブレークポイントが自動的に設定されることを示します。
ブレークポイントが[Active]
の場合、[Software Breakpoint]
または[Hardware Breakpoint]
のいずれかのブレークポイントのタイプ。
ブレークポイントのアドレスにある命令の命令セット(A32(ARM)
または T32(Thumb)
)。
以下のいずれかを示します。
ブレークポイントのアドレスを含むイメージまたは共有オブジェクトがロードされ、ブレークポイントが設定されます。
ブレークポイントは無効です。
ブレークポイントは、ターゲットに接続されていないアプリケーション内にあります。
ブレークポイントのアドレスを含むイメージまたは共有オブジェクトは、まだロードされていません。イメージまたは共有オブジェクトがロードされると、ブレークポイントはアクティブになります。
1 つ以上のブレークポイントまたはサブブレークポイントアドレスを表示するダイアログボックス。チェックボックスを使用して、ブレークポイントを有効または無効にすることができます。
以下のオプションを設定できます。
このオプションは、特定のスレッドまたはプロセッサに対するブレークポイントを設定するときに選択します。スレッドまたはプロセッサが使用できない場合、このオプションは無効です。
選択したブレークポイントの C 形式の条件式を指定します。例えば、x
の値が 10
のときにブレークポイントをアクティブにするには、x==10
を指定します。
選択したブレークポイントをアクティブにする前に、無視する回数を指定します。
デバッガは各パスのカウントをデクリメントします。カウントがゼロに達すると、ブレークポイントはアクティブになります。その後の各パスにより、ブレークポイントはアクティブになります。
選択したブレークポイントがアクティブになったときに実行するスクリプトファイルを指定します。
quit
コマンドを使用すると、ブレークポイントに達したときにデバッガがターゲットから切断されます。ブレークポイントがアクティブになった後にターゲットの実行を継続する場合は、このオプションを選択します。
[コマンド]ビューで、選択したブレークポイントのメッセージの出力を制御します。
ハードウェアによる仮想化がサポートされているかどうかを示します。
ハードウェアによる仮想化がサポートされている場合は、ブレークポイントが適用されるゲストオペレーティングシステムの仮想マシン ID(VMID)を指定します。