2.8 Linux 用のアプリケーション巻き戻しの設定

アプリケーション巻き戻しは、カスタムデバッグエージェント、undodb-server を使用して実行中のアプリケーションを記録します。[Debug Configurations]ダイアログの[Application Debug with Rewind Support]にある使用可能なオプションを使用して、Linux ターゲットに接続します。

注:

  • アプリケーションのリワインドは、fork したプロセスに従いません。
  • 逆方向にデバッグする場合、記録したメモリ、レジスタ、または変数のコンテンツのみを表示できます。それらを編集または変更することはできません。
  • アプリケーション巻き戻しでは、ARMv5TE ターゲット以降のアーキテクチャをサポートしています。

接続オプションは以下のとおりです。

  • [Connect to already running application]

    このオプションを指定する場合は、DS-5 とターゲット間の接続を試行する前に、ターゲット上にアプリケーションとアプリケーション巻き戻しサーバをロードし、アプリケーション巻き戻しサーバを手動で開始する必要があります。

    undodb-server は、アプリケーション巻き戻しで使用されるカスタムデバッグエージェントです。このオプションを指定する場合は、 ターゲット上にアプリケーションとアプリケーション巻き戻しサーバを手動でロードする必要があります。接続が確立されると、DS-5 はターゲット上で新しいアプリケーション巻き戻しサーバセッションを開始して、アプリケーションをデバッグします。

  • [Start undodb-server and debug target-resident application]

    undodb-server は、アプリケーション巻き戻しで使用されるカスタムデバッグエージェントです。このオプションを指定する場合は、 ターゲット上にアプリケーションとアプリケーション巻き戻しサーバを手動でロードする必要があります。接続が確立されると、DS-5 はターゲット上で新しいアプリケーション巻き戻しサーバセッションを開始して、アプリケーションをデバッグします。

  • [Download and debug application]

    このオプションを使用して接続を確立すると、DS-5 はターゲットシステムにアプリケーションとアプリケーション巻き戻しサーバをダウンロードし、新しいアプリケーション巻き戻しサーバセッションを開始してアプリケーションをデバッグします。

注:

アプリケーション巻き戻しのカスタムデバッグエージェントは、ターゲットにバッファを実装して、記録された実行履歴を保存します。デフォルトはストレートバッファです。このバッファは、バッファの制限に到達するまでイベントを記録し、到達したら実行を停止します。その時点で、バッファのサイズを増加させるか、バッファを循環型に変更することができます。循環バッファでは、制限に到達すると、実行が停止するのではなく、データがラップアラウンドして古いコンテンツに上書きされます。循環バッファを使用すると、バッファが制限に到達しても実行は停止されませんが、データがラップアラウンドされた位置を超えた実行履歴は失われます。
  • バッファ制限を変更するには、set debug-agent history-buffer-size "size"

    コマンドを使用します。

    size では、メモリの量を指定します。値は、キロバイト(K)、メガバイト(M)、またはギガバイト(G)単位で指定します。

    例えば、set debug-agent history-buffer-size "256.00 M" のように記述します。

    バッファはターゲット RAM で実装されるため、バッファサイズを上げると、メモリ使用量に影響を及ぼしパフォーマンスを妨げる場合もあります。このため、バッファサイズを上げる際は、最大限のパフォーマンスも得られる値にバッファを設定します。

  • バッファタイプを変更するには、set debug-agent history-buffer-type "type"

    コマンドを使用します。

    type では、バッファのタイプ(straight または circular のいずれか)を指定します。

    例えば、 set debug-agent history-buffer-type "circular"のように記述します。

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