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スクリプトからのデバッグセッションを自動化するには、ファイル拡張子が .ds のテキスト ファイルを作成し、実行するデバッガ コマンドを一行ごとにリストします。次に、debugger コマンドを使用して、スクリプトを実行します。
スクリプトは、ファイル拡張子が .ds のテキストファイルです。デバッガコマンドは、ファイルに順々にリストされます。
.ds スクリプトファイルを作成する際の注意事項。
#
を使用してコメントを追加できます。単純なサンプルスクリプトファイルを以下に示します。
# Filename: myScript.ds # 初期化コマンド load file "struct_array.axf" # イメージとシンボルをロード break main # main() にブレークポイントを設定 break *0x814C # アドレス 0x814C にブレークポイントを設定 # ブレークポイントまで実行し必要な値を出力 run # 実行中のデバイスを開始 wait 0.5s # 待機するか 0.5 秒後にタイムアウト info stack # コールスタックを表示 info registers # すべてのレジスタの情報を表示 # 次のブレークポイントまで続行し、必要な値を出力 continue # 実行中のデバイスを続行 wait 0.5s # 待機するか 0.5 秒後にタイムアウト info functions # すべての関数の情報を表示 info registers # すべてのレジスタの情報を表示 x/3wx 0x8000 # 0x8000(hex)から 3 ワード分のメモリを表示 delete 1 # 番号 1 のブレークポイントを削除 delete 2 # 番号 2 のブレークポイントを削除
スクリプトを作成したら、デバッガコマンドを使用して、コマンドラインインタフェースでスクリプトを実行します。
Windows の場合、[DS-5 Command Prompt]を使用します。Linux の場合は、必要な環境変数を設定し、UNIX シェルを使用します。
スクリプトを実行するシナリオが 2 つあります。
ターゲットをセットアップし、DS-5 に接続された状態です。
この場合、 source コマンドを使用して、スクリプトをロードします。
ターゲットを設定してそれに接続する必要があります。
この場合、ターゲットを設定および接続するため、適切なデバッグオプションと引数を使用します。コンフィギュレーションオプションと共に、--script= filename オプションを使用して、スクリプトを実行します。
例えば、
debugger --cdb-entry "ARM Development Boards::Versatile Express A9x4::Bare Metal Debug::Bare Metal SMP Debug of all cores::Debug Cortex-A9x4 SMP::DSTREAM" --cdb-entry-param "Connection=TCP:10.5.20.64" --cdb-entry-param "dtsl_options_file=C:\DS-5_Workspace\my_dtsl_settings.dtslprops" --script= C:\DS-5_Workspace\my_script.txt
デバッガオプションと引数の使用方法の例については、コマンドラインを使用したカスタムコンフィギュレーションデータベースの指定およびコマンドラインデバッガを使用したトレースデータのキャプチャを参照して下さい。