1.3.2 AMP システムのデバッグ

DS-5デバッガ 側から見ると、非対称型マルチプロセッサ(AMP)は、結合されずに動作するコアのセットを参照します。これらのコアは、別のアーキテクチャのコアの場合もあれば、同じアーキテクチャのコアの場合もありますが、SMP コンフィギュレーションでは動作しません。また、デバッガ側から見ると、コアを一緒に開始または停止する必要があるかどうかは、実装によって異なります。

この例は、Cortex-M4 と結合した Cortex-A5 デバイスで、レイテンシの割り込みが少ない RTOS を実行する MCU と Linux を実行するアプリケーションプロセッサのメリットを兼ね備えています。これらはしばしば、多機能なユーザーインタフェースが安全重視の制御システムと緊密に作用する必要のある工業アプリケーションに見られ、統合された SoC に複数のコアを組み合わせて高い効率性を実現します。

AMP システムでのベアメタルデバッグ

DS-5デバッガ は、AMP デバイスのコアの同時デバッグをサポートしています。この場合、システムのコアとクラスタの一つひとつに対してデバッガ接続を起動する必要があります。これらの接続のそれぞれは個別に扱われるため、イメージ、デバッグシンボル、および OS 認識を接続ごとに別にします。たとえば、通常はイメージとそのデバッグシンボルを各 AMP プロセッサにロードします。複数のデバッグセッションがアクティブの状態で、複数のビューを開いて複数の接続にリンクし、各プロセッサの状態を同時に表示できるようにすることで、[レジスタ][逆アセンブリ]、および[メモリ] ビューの内容を比較できます。

AMP モードで動作する追加のプロセッサ(独自のベアメタルソフトウェアまたは RTOS を実行しているシステムなど)を使用して、クラスタのあるシステムや SMP モードで動作する big.LITTLE™ サブシステム(Linux を実行しているなど)に接続できます。DS-5デバッガ は、デバッガを各コアまたはサブシステムに個別に接続するだけで、これらのデバイスをサポートすることができます。

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