2.7.1 ベアメタル アプリケーション デバッグ用の外部 固定仮想プラットフォームFVP への接続の設定

DS-5 を使用して、ベアメタル デバッグ用の外部 固定仮想プラットフォームFVP モデルに接続できます。

このトピックでは、以下を実行する方法について説明します。

ヒント:

  • 組み込みの FVP モデルへの接続の設定も、同様の手順に従います。DS-5 は、デバッグ接続の起動時に、組み込みの FVP を自動的に起動します。
  • お使いのエディションの DS-5 でインストールされている FVP は、ARM FVP(DS-5 と一緒にインストールされる) ツリーに一覧表示されています。使用中のライセンスで利用できる FVP を確認するには、DS-5 のエディションを比較してください。

前提条件

  • 接続する FVP モデルは、[Debug Configurations] ダイアログで選択できるように DS-5 コンフィギュレーション データベースで使用可能にしておく必要があります。FVP モデルが使用できない場合、まずそのモデルをインポートする必要があります
  • DS-5 を使用して FVP でこのアプリケーションをロードして実行するには、まず適切なコンパイラ オプションとリンカ オプションでこのアプリケーションを構築し、使用中のモデルで実行できるようにする必要があります。アプリケーションの構築に必要なオプションとパラメータを見つけるには、使用するコンパイラとリンカのマニュアルを参照してください。
  • コマンド ラインから FVP モデルを実行するのに必要なインストール済みライセンスを保持している必要があります。

手順

  1. デバッグ コンフィギュレーションを作成して Base_AEMv8A_AEMv8A FVP モデルに接続するには、以下の手順を実行します。
    1. メイン メニューで、[Run] > [Debug Configurations...] を順にクリックします。.
    2. コンフィギュレーション ツリーから、[DS-5 Debugger] を選択し、 [Create a new configuration] [New] をクリックして、コンフィギュレーションを作成します。
    3. [Name] フィールドに、新しいコンフィギュレーションの適切な名前、たとえば 「My_BareMetal_Model_Configuration」 を入力します。
    4. [Select target] パネルの [Connection] タブで、[ARM FVP] > [Base_AEMv8A_AEMv8A] > [Bare Metal Debug] > [Debug ARMAEMv8-A-MP_0] の順に参照して選択します。
      図 2-7 [Debug Configurations]、[ARM FVP]、[Base_AEMv8A_AEMv8A]
      [Debug Configurations]、[ARM FVP]、[Base_AEMv8A_AEMv8A]


    5. [Target Configuration] > [Application on host to download][Files] タブで、モデルをロードするアプリケーションを指定します。
    6. [Debugger] タブで、ターゲットに接続した後にデバッガで行うアクションを指定します。
    7. 必要に応じて、[OS Awareness] タブをクリックして、デバッグ セッション開始時の適切なオペレーティング システム認識機能を選択します。
    8. 必要に応じて、[Arguments] タブを使用して、デバッグ セッションの開始時にアプリケーションに渡される引数を入力します。
    9. 必要に応じて、[Environment] タブをクリックして、デバッグ セッションの開始時にアプリケーションに渡されるターゲット環境変数を作成して設定します。
    10. [Apply] をクリックしてから、[Close] をクリックしてコンフィギュレーション設定を保存し、[Debug Configurations] ダイアログを閉じます。
      これで Base_AEMv8A_AEMv8A ターゲットに接続するデバッグ コンフィギュレーションが作成されました。このデバッグ コンフィギュレーションは、Debug Control ビューで表示できます。

      次の手順は、デバッグ セッションの起動時に DS-5 に接続できる設定にして Base_AEMv8A_AEMv8A モデルを起動することです。

  2. ターミナル ウィンドウを開き、Base_AEMv8A_AEMv8A モデルのインストール ディレクトリに移動します。
  3. 適切なオプションとパラメータで Base_AEMv8A_AEMv8A モデルを個別に起動します。

    たとえば、FVP_Base_AEMv8A-AEMv8A.exe FVP モデルを Windows プラットフォームで実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。

    FVP_Base_AEMv8A-AEMv8A.exe -S -C cluster0.NUM_CORES=0x1 -C bp.secure_memory=false -C cache_state_modelled=0

    • FVP_Base_AEMv8A-AEMv8A.exe: Windows プラットフォームの FVP モデルで実行できます。
    • -S または --cadi-server: DS-5デバッガFVP モデルに接続できるように CADI サーバを起動します。
    • -C または --parameter: FVP モデルの実行時に使用するパラメータを設定します。
    • cluster0.NUM_CORES=0x1: このインスタンスのクラスタで有効にするコアの数を指定します。
    • bp.secure_memory=false: メモリ アクセスのセキュリティ状態を設定します。この例では、メモリ アクセスが無効になっています。
    • cache_state_modelled=0: コアのキャッシュの状態を設定します。この例では無効になっています。

    必要なパラメータとオプションは、個々の要件によって異なります。適切なパラメータを見つけるには、FVP のマニュアルを参照してください。

    この例で使用されるオプションとパラメータは、『固定仮想プラットフォーム FVP リファレンスガイド』 で参照できます。FVP の実行可能な名前の後に 「--list-params」 を入力して、使用可能なプラットフォーム パラメータを出力することもできます。

    これで FVP は、バックグラウンドで実行され、DS-5 デバッガからの CADI 接続要求の送信を待機している状態になります。
  4. Debug Control ビューで、作成したデバッグ コンフィギュレーションをダブルクリックします。

    デバッグには、DS-5 デバッグパースペクティブが必要です。[Confirm Perspective Switch]ダイアログボックスが表示された場合は、[Yes]をクリックしてパースペクティブを切り替えます。接続時に[DS-5 デバッグパースペクティブ]が開いている場合は、関連するすべてのビューとエディタが表示されます。

    この操作によりデバッグ接続が開始され、モデルのアプリケーションがロードされて、デバッグ情報がデバッガにロードされます。

    図 2-8 Debug Control ビューの [My_BareMetal_Model_Configuration]
    Debug Control ビューの [My_BareMetal_Model_Configuration]


    [Continue running application] をクリックして、アプリケーションの実行を継続します。

非機密扱いPDF file icon PDF 版ARM DUI0446ZJ
Copyright © 2010–2016 ARM.All rights reserved.