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各ユース ケース定義ブロックは、ユース ケースの開始を定義するための USECASE
ヘッダ行で始める必要があります。このヘッダがないと、DS-5 ではスクリプトがユース ケース スクリプトとして認識されません。
タグにはユース ケースの内容を記述します。各タグは、他のテキストと区別するために、ドル($
)記号で囲まれています。$Help$
タグを除き、すべてのタグは $<tag>$ <value>
と定義されます。ユース ケース定義ブロックでタグを定義する場合、指定できるのは 1 回だけです。1 つのユース ケースでタグ名を重複させることはできません。
有効なユース ケースに対して定義する必要があるのは、ユース ケースのエントリ ポイントまたはメイン メソッドを記述する $Run$
タグだけです。DS-5 コマンドラインでのユース ケース スクリプトの検索時にわかりやすいヘルプを提供するために、各ユース ケースで $Title$
タグと $Description$
タグも定義することをお勧めします。
$Run$
タグでは、1 つのユース ケースのエントリ ポイントの名前を指定します。コマンドラインでユース ケースを実行すると、$Run$
タグを使用してメソッドが呼び出されます。エントリポイントを定義する方法とメソッドの引数を追加指定する方法については、「7.13 ユース ケース スクリプトの Run メソッドの定義」を参照してください。
... $Run$ mainMethod ...
$Title$
タグは、ユース ケースの定義ブロック内でタイトルを指定します。これは、ユース ケース スクリプトのタイトルである 1 行の文字列で、コマンドラインでユース ケース スクリプトを検索すると表示されます。
... $Title$ ユースケースのタイトル ...
$Description$
タグは、ユース ケースの定義ブロック内で説明を指定します。これは、このユース ケースの説明である 1 行の文字列で、コマンドラインでユース ケース スクリプトを検索すると表示されます。
... $Description$ このユース ケースの説明 ...
$Options$
タグは、ユース ケース スクリプト内のメソッドを指定し、オプションのリストを取得するために呼び出すことができます。オプションの関数を定義する方法およびオプションのリストを作成する方法については、「7.14 ユース ケース スクリプトの options メソッドの定義」を参照して下さい。
... $Options$ myOptions ...
$Validation$
タグは、ユース ケースの定義ブロック内で検証メソッドを指定します。スクリプトの実行時に提供されるオプションを検証するには、これを指定する必要があります。検証関数を定義する方法については、「7.15 ユース ケース スクリプトの Validation メソッドの定義」を参照して下さい。
... $Validation$ myValidation ...
$Help$
タグの使用方法は、他のタグの使用方法とわずかに異なります。$Help$
タグではテキストを複数行のブロックで記述でき、ユーザがユース ケース スクリプトについてのヘルプを要求したときに出力に表示されます。これは、使用法の説明、ユース ケースス クリプトのパラメータ、または詳細なヘルプテキストに使用できます。
ヘルプテキストのブロックを定義するには、$Help$
タグでブロックを囲みます。新しい行やスペースなどのフォーマットは $Help$
ブロックで保持されます。その他のタグの定義を含むすべては、$Help$
ブロック内では消滅します。$Help$
ブロックは、他のタグまたはコードを定義する前に完成させる必要があります。
$Help$ これはヘルプテキストの一部です ... $Help$