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このコマンドは、デバッガに追加のデバッグ情報をロードします。
add-symbol-file
filename
[offset
] [-s section
address
]...
各パラメータには以下の意味があります。
filename
イメージ、共有ライブラリ、またはオペレーティングシステム(OS)モジュールを指定します。
共有ライブラリと OS モジュールは、これらのタイプのファイルのロードをサポートする接続によって異なります。このオプションは、ライブラリまたは OS モジュールがロードされるまで保留されます。
offset
イメージ内のすべてのアドレスに加算するオフセットを指定します。
を指定しない場合、デフォルトは以下のとおりです。offset
イメージはゼロです。
ライブラリのロードアドレスは共有ライブラリです。アプリケーションが指定したライブラリがロードされていない場合、ライブラリがロードされ、オフセットが決定できるまで要求が保留されます。
s
再配置可能オブジェクトの場合、セクションが再配置されたアドレスが指定されます。
section
再配置されたセクションの名前を指定します。
address
セクションのアドレスを指定します。これには、アドレスまたはアドレスを求める式を指定できます。
ロード済みのファイルに関する情報は、info files
コマンドを使用して表示できます。
Example 6. add-symbol-file
add-symbol-file myFile.axf # エントリポイント +0x0000 にシンボルをロード add-symbol-file myLib.so # 共有ライブラリがロードされるまでシンボルファイルを保留 add-symbol-file myModule.ko # OS モジュールがロードされるまでシンボルファイルを保留 add-symbol-file myFile.axf 0x2000 # エントリポイント +0x2000 にシンボルをロード add-symbol-file relocate.o -s .text 0x1000 -s .data 0x2000 # 0x1000 に再配置されたセクション .text と # 0x2000 に再配置されたセクション .data を持つ # relocate.o からシンボルをロードします。