1.3.205 trace report

現在選択されているコアのトレースレポートを生成します。

構文

trace report [option = value]...
各項目には以下の意味があります。
option
設定するトレースレポートオプションの名前を指定します。
value
オプションの新しい値を指定します。
オプション名は大文字と小文字が区別されません。以下のオプションが対象となります。
OUTPUT_PATH
トレースレポートファイルの保存先ディレクトリを指定します。デフォルト値は現在の作業ディレクトリです。
FILE
トレースレポートのベースファイル名を指定します。トレースレポートが複数のファイルを生成する場合は、各ファイルのファイル名拡張子の前にゼロでパディングされた数値が挿入されます。デフォルト値は Trace_Report.txt です。
SPLIT_FILE_SIZE
trace report で生成するファイルの最大サイズ(バイト単位)を指定します。ファイルサイズが SPLIT_FILE_SIZE より大きい場合は、トレースレポートで新しいレポートファイルが生成されます。-1 を指定すると、ファイルサイズに上限がなくなるので、トレースレポートが個別のファイルに分割されません。デフォルト値は 1073741824 です。
START
トレースバッファ内のトレースのデコードの開始位置を指定します。デフォルト値は 0 で、バッファの先頭からデコードが開始します。
END
トレースバッファ内のトレースのデコードの終了位置を指定します。-1 を指定すると、トレースレポートはバッファの最後までデコードされます。デフォルト値は -1 です。
FORMAT
レポートの形式を指定します。有効な値は CSV(Comma Separated Values)と TSV(Tab Separated Values)です。デフォルト値は TSV です。形式の値では大文字と小文字が区別されません。
SOURCE
レポートするトレースソースを指定します。使用可能なトレースソースの一覧を表示する trace list コマンドを実行します。デフォルトは、現在のコアに関連付けられているトレースソースのダンプです。
CORE
レポートするコアを指定します。使用可能なコアの一覧を表示する info cores コマンドを実行します。このオプションは、指定されたコアのソースが自動的に検出される点を除いて、SOURCE オプションと似ています。SOURCE または CORE のどちらかを指定できますが、両方指定することはできません。
CONFIG
コンフィギュレーションファイルを指定します。これは、STM および ITM トレースソースに関するデコードの詳細を指定する場合に使用します。デフォルト設定では、すべてのポート、マスタ、およびチャネルがバイナリデータとしてデコードされます。このファイルは、[イベントビューアの設定]ダイアログからエクスポートすると作成されます。
COLUMNS
レポートに含める列のコンマ区切りリストを指定します。列名は大文字と小文字が区別されません。
命令トレースソースの有効な値は以下のとおりです。
RECORD_TYPE
レコードの型。
INDEX
命令のインデクス。キャンセルされた命令にはインデクスがありません。
ADDRESS
命令のアドレス。
OPCODE
命令のオペコードは接頭辞なしの 16 進数です。
OPCODE_WITH_PREFIX
命令のオペコードは、接頭辞が 0x の 16 進数です。
CYCLES
命令のサイクルカウント。
DETAIL
命令レコードの場合は、命令の逆アセンブリが表示されます。その他のレコードタイプの場合は、さまざまな情報が表示されます。
FUNCTION
命令の関数です。
BRANCH
命令が分岐の場合は true、それ以外の場合は false です。
命令トレースソースのデフォルト値は、ADDRESS、OPCODE、DETAIL です。
STM トレースソースの有効な値は以下のとおりです。
MASTER
マスター番号には 0 ~ 128 を指定できます。
CHANNEL
チャネル番号には 0 ~ 65535 を指定できます。
TIMESTAMP
各レコードのおおよそのタイムスタンプ(可能な場合)
SIZE
行のサイズ(バイト単位)
DATA
行のデータ。
STM トレースソースのデフォルト値は、MASTER、CHANNEL、DATA です。
ITM トレースソースの有効な値は以下のとおりです。
PORT
ポート番号には 0 ~ 255 を指定できます。
TIMESTAMP
各レコードのおおよそのタイムスタンプ(可能な場合)
SIZE
行のサイズ(バイト単位)
DATA
行のデータ。
ITM トレースソースのデフォルト値は、PORT、DATA です。
HEADERS
レポートに列ヘッダを含めるかどうかを指定します。デフォルト値は false です。レポートに列ヘッダを含める場合は、true を指定します。

例 1-208 例

trace report
# "Trace_Report.txt" という名前のデフォルトのトレースレポートを現在の作業
# ディレクトリに生成。
# 現在のコアの命令トレースがレポートされる。

trace report FILE=MyReport.csv OUTPUT_PATH=C:/files/trace_reports FORMAT=CSV
# "MyReport.csv" という名前のコンマ区切り値のトレースレポートを
# C:/files/trace_reports に生成する。

trace report COLUMNS=RECORD_TYPE,INDEX,ADDRESS,OPCODE_WITH_PREFIX,DETAIL HEADERS=true
# 代わりの列を使用してトレースレポートを生成する。
# レポートの 1 行目に列名が含まれる。

trace report SOURCE=ITM COLUMNS=PORT,SIZE,DATA HEADERS=true
# 代わりの列を使用して ITM トレースレポートを生成する。
# レポートの 1 行目に列名が含まれる。
関連する参考文書
1.2.3 Tracing
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