プリコンパイルヘッダ(PCH)ファイル

ソースファイルをコンパイルすると、インクルードされるヘッダファイルもコンパイルされます。1 つのヘッダファイルが複数のソースファイルにインクルードされる場合、そのヘッダファイルは、各ソースファイルがコンパイルされるたびに再コンパイルされます。また、インクルードされるヘッダファイルに数多くのコード行が含まれていても、そのヘッダファイルをインクルードするソースファイルのサイズが比較的小さい場合があります。このため、一般的には、ヘッダファイルをプリコンパイルすることによって、ヘッダファイルの再コンパイルを避けることが推奨されています。これらのファイルを、PCH ファイルと呼びます。

デフォルトでは、コンパイラは PCH ファイルを作成するときに以下の処理を行います。

Note

1 回のコンパイルで複数のソースファイルを指定する場合には、PCH 処理は利用できません。その場合、コンパイラはエラーメッセージを発行してコンパイルを中止します。

Note

PCH ファイルが使用可能でも、コンパイラで使用されるとは限りません。システムの設定上の問題により、コンパイラが PCH ファイルを使用できない場合もあります。Red Hat Enterprise Linux 3(RHE3)および Windows Vista でのアドレス空間のランダム化は、システムの設定上の問題の一例です。

コンパイラは、ヘッダファイルを自動的にプリコンパイルできます。また、コンパイラで、プリコンパイルを制御することもできます。

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