2.7 コンパイラで認識されるファイル名の接尾文字

コンパイラでは、ファイル名拡張子を使用して、コンパイルやリンクステージに関連するファイルの種別を識別します。

コンパイラで認識されるファイル名拡張子については、以下の表を参照して下さい。

--c90--c99--cpp、または --cpp11 を明示的に指定すると、ファイル名拡張子の効果がオーバーライドされます。

表 2-1 コンパイラで認識されるファイル名の接尾文字

接尾文字 説明 使用に関する注意事項
.c
C ソースファイル
--c90 を意味します。
.C C または C++ ソースファイル UNIX プラットフォームでは、--cpp を意味します。UNIX 以外のプラットフォームでは、--c90 を意味します。
.cpp
.c++
.cxx
.cc
.CC
C++ ソースファイル
--cpp を意味します。
コンパイラは接尾文字 .cc.CC を使用して、暗黙のインクルードのファイルを識別します。
.d
依存関係リストファイル
.d は、--md オプションを使用して出力されたファイルのデフォルトの出力ファイル名拡張子です。
.h
C または C++ ヘッダファイル
-
.i C または C++ ソースファイル 前処理済みの C または C++ ファイル。コンパイルの前にそれ以上前処理されません。
.ii C++ ソースファイル 前処理済みの C++ ファイル。コンパイルの前にそれ以上前処理されません。
.lst
エラーおよび警告リストファイル
.lst は、--list オプションを使用して出力されたファイルのデフォルトの出力ファイル名拡張子です。
.a
.lib
.o
.obj
.so
ARM、Thumb、あるいは ARM/Thumb 混合オブジェクトファイルまたはライブラリ
-
.pch
プリコンパイルヘッダファイル
.pch は、--pch オプションを使用して出力されたファイルのデフォルトの出力ファイル名拡張子です。

ARM コンパイラ 5.05 以降、すべてのプラットフォームでプリコンパイルヘッダ(PCH)ファイルのサポートが廃止される予定です。Windows 8 上の ARM コンパイラでは PCH ファイルをサポートしないことに注意して下さい。
.s
ARM、Thumb、または ARM/Thumb 混在アセンブリ言語ソースファイル
入力ファイルリスト内の接尾文字 .s が付いたファイルの場合は、コンパイラでアセンブラ armasm が呼び出され、ファイルがアセンブルされます。
.s は、-S または --asm オプションを使用して出力されたファイルのデフォルトのファイル名接尾文字です。
.S ARM、Thumb、または ARM/Thumb 混在アセンブリ言語ソースファイル
UNIX プラットフォームでは、.S が付いた入力ファイルリストのファイルの場合、コンパイラは、アセンブリソースを前処理してから、ソースをアセンブラに渡します。
UNIX 以外のプラットフォームでは、.S.s に相当します。つまり前処理は行われません。
.sx ARM、Thumb、または ARM/Thumb 混在アセンブリ言語ソースファイル .sx が付いた入力ファイルリストのファイルの場合、コンパイラは、アセンブリソースを前処理してから、ソースをアセンブラに渡します。
.txt
テキストファイル
.txt は、-S または --asm オプションを --interleave オプションと組み合わせて使用して出力されたファイルのデフォルトのファイル名接尾文字です。
関連する参考文書
8.7 --arm
8.110 --interleave
8.118 --list
8.129 --md
8.148 --pch
8.168 -S
8.28 --compile_all_input、--no_compile_all_input
11.9 ARM C++ でのテンプレートのインスタンス化
非機密扱いPDF file icon PDF 版ARM DUI0472LJ
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