2.18.4 コンパイルビルド時間に対する --multifile の影響

--multifile を指定してコンパイルした場合、複数のソースファイルをコンパイルして単一のオブジェクトファイルを生成することによって、追加の最適化を使用してコードが生成されることがあります。このような追加のクロスソース最適化の結果、コンパイル時間が長くなります。

逆に、適用する追加の最適化がほとんどなく、最適化に関してチェックする必要があるコードがわずかな量しかない場合は、--multifile を使用して複数のオブジェクトファイルではなく単一のオブジェクトファイルを生成することにより、複数のオブジェクトファイルの作成(開く処理と閉じる処理)に時間がかからないため、コンパイル時間が短縮されることがあります。

  • RVCT 4.0 では、-O3 を指定してコンパイルを実行した場合、デフォルトで --multifile が有効になります。
  • ARM コンパイラ 4.1 以降では、最適化レベルに関係なく、--multifile がデフォルトで無効になっています。
関連する概念
2.18.1 コンパイルビルド時間
関連する作業
2.18.2 コンパイルビルド時間を短縮する
関連する参考文書
8.134 --multifile, --no_multifile
8.139 -Onum
関連情報
ARM コンパイラのライセンスされた機能
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