5.42 デフォルトで選択されるハードウェアまたはソフトウェアによる浮動小数点サポート

デフォルトのターゲット FPU アーキテクチャは、使用された --cpu オプションに基づいて決定されます。

--cpu で指定されたプロセッサに VFP コプロセッサがある場合、デフォルトのターゲット FPU アーキテクチャは、そのプロセッサの VFP アーキテクチャになります。例えば、オプションとして --cpu ARM1136JF-S を指定すると、--fpu vfpv2 というオプションが暗黙的に選択されます。
ARM Linux アプリケーションを --arm_linux または --arm_linux_paths でビルドする場合、デフォルトは常にソフトウェア浮動小数点リンケージとなります。FPU が暗黙的に決まるようなプロセッサを指定したとしても(--cpu=ARM1136JF-S など)、デフォルトはあくまで --fpu=softvfp+vfp であり、--fpu=vfp とはなりません。
VFP コプロセッサが存在する場合は、VFP 命令が生成されます。VFP コプロセッサが存在しない場合、コンパイラはソフトウェア浮動小数点ライブラリ fplib を呼び出すコードを生成して浮動小数点演算を実行します。fplib は、ARM Compilation Tools スイートの標準配布パッケージの C ライブラリに含まれています。
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浮動小数点のサポート
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