5.50 浮動小数点リンケージの種類

種類が異なる浮動小数点リンケージにはさまざまな利点があります。

浮動小数点リンケージの種類は以下のとおりです。
  • ソフトウェア浮動小数点リンケージ。
  • ハードウェア浮動小数点リンケージ。
ソフトウェア浮動小数点リンケージは、関数のパラメータと戻り値が r0r3 の ARM 整数レジスタおよびスタックを使用して渡されることを意味します。
ハードウェア浮動小数点リンケージは、ベクタ浮動小数点(VFP)コプロセッサレジスタを使用して引数と戻り値を渡します。
ソフトウェア浮動小数点リンケージを使用する利点は、VFP コプロセッサの使用にかかわらず、結果のコードをプロセッサで実行できることです。VFP ハードウェアコプロセッサには依存せず、VFP コプロセッサの存在にかかわらず使用できます。
ハードウェア浮動小数点リンケージを使用する利点は、ソフトウェア浮動小数点リンケージよりも効率がよいことですが、VFP コプロセッサが必要です。
関連する概念
5.41 浮動小数点演算に対するコンパイラサポート
5.42 デフォルトで選択されるハードウェアまたはソフトウェアによる浮動小数点サポート
5.43 浮動小数点演算に関するハードウェアサポートとソフトウェアサポートの違いの例
5.44 ベクタ浮動小数点(VFP)アーキテクチャ
5.45 浮動小数点演算のハードウェアによる処理に関する制限
5.46 ベクタ浮動小数点(VFP)サポートコードの実装
5.47 半精度浮動小数点数に対するコンパイラおよびライブラリサポート
5.48 半精度浮動小数点数の形式
5.49 浮動小数点計算と浮動小数点リンケージに対するコンパイラサポート
5.51 浮動小数点リンケージと浮動小数点計算のコンパイラオプション
関連する参考文書
5.52 コンパイラオプションの浮動小数点リンケージと浮動小数点計算の要件
5.53 プロセッサおよび暗黙の浮動小数点ユニット(FPU)
関連情報
『Procedure Call Standard for the ARM Architecture』
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