5.78 C99 の <fenv.h> 浮動小数点環境アクセス

C99 標準ヘッダファイル <fenv.h> は、数値プログラミングのために IEEE 754 対応の浮動小数点環境へのアクセスを提供します。

ライブラリでは、浮動小数点の状態を管理し、制御するために 2 つの型および多数のマクロと関数が提供されています。
サポートされる新しい型は以下のとおりです。
  • fenv_t。浮動小数点環境全体を表します。
  • fexcept_t。浮動小数点状態を表します。
サポートされる新しいマクロは以下のとおりです。
  • FE_DIVBYZEROFE_INEXACTFE_INVALIDFE_OVERFLOW、および FE_UNDERFLOW。浮動小数点の例外を管理します。
  • FE_DOWNWARDFE_TONEARESTFE_TOWARDZERO、および FE_UPWARD。指定された方向の丸めを管理します。
  • FE_DFL_ENV。デフォルトの浮動小数点環境を表します。
新しい関数には以下が含まれます。
int feclearexcept(int ex); // ex で選択された浮動小数点例外をクリアする
int feraiseexcept(int ex); // ex で選択された浮動小数点例外を発生させる
int fetestexcept(int ex); // ex で選択された浮動小数点例外をテストする
int fegetround(void); // 現在の丸めモードを返す
int fesetround(int mode); // mode で指定された現在の丸めモードを設定する
int fegetenv(fenv_t *penv); // 浮動小数点環境を penv で返す
int fesetenv(const fenv_t *penv); // 浮動小数点環境を penv に設定する
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