1.5 C ライブラリと C++ ライブラリ

ARM は、ARM C ライブラリ、Rogue Wave 標準 C++ ライブラリ、ARM C ライブラリなどの複数の C および C++ のランタイムライブラリを提供しています。

以下の C および C++ のランタイム ライブラリが提供されています。
ARM C ライブラリ
ARM C ライブラリには、標準 C 関数と、C ライブラリおよび C++ ライブラリで使用されるヘルパ関数が含まれています。また、この C ライブラリは、printf() のような標準 C ライブラリ関数をセミホスト環境で実装するターゲット依存関数も提供します。これらの C ライブラリは、ユーザコード内のターゲット依存関数を再定義し、セミホストの依存性を除去できるように構成されています。
ARM ライブラリは、以下に準拠しています。
  • ARM アーキテクチャ用 C ライブラリ ABI(CLIBABI)
  • ARM アーキテクチャ用 C++ ABI(CPPABI)
Rogue Wave 標準 C++ ライブラリ
Rogue Wave Software, Inc. から提供されている Rogue Wave 標準 C++ ライブラリには、標準 C++ 関数と、cout などのオブジェクトが含まれています。また、データ構造と標準テンプレートライブラリ(STL)と呼ばれるアルゴリズムも含まれています。C++ ライブラリは C ライブラリを使用して、ターゲットに特化したサポートを提供します。Rogue Wave 標準 C++ ライブラリは、C++ 例外が有効になった状態で提供されます。
Rogue Wave ライブラリの詳細については、Rogue Wave HTML ドキュメントを参照して下さい。これらのマニュアルは、ARM 製品のドキュメントと一緒にインストールされている可能性があります。インストールされていない場合は、Rogue Wave 標準 C++ ライブラリのマニュアルで確認できます。
サポートライブラリ
ARM C ライブラリには、C++ のサポートを可能にし、異なるアーキテクチャやプロセッサ向けのコードをコンパイルするための追加コンポーネントが含まれています。
C ライブラリと C++ ライブラリは、バイナリのみで提供されています。1990 ISO 標準規格 C ライブラリには、インターワークが選択されているか、または浮動小数点サポートが選択されているかによって、ターゲットシステムのバイト順序など、主要なビルドオプションの組み合わせに応じたバリアントがあります。
関連情報
ARM DS-5 ライセンス管理ガイド
Application Binary Interface (ABI) for the ARM Architecture
ARM アーキテクチャ用アプリケーションバイナリインタフェース(ABI)への準拠
ARM C ライブラリと C++ ライブラリ
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