8.65 --dllimport_runtime、--no_dllimport_runtime

ランタイムライブラリを共有ライブラリとして使用したときにシンボルの可視性を制御します。

デフォルト

デフォルトは --no_dllimport_runtime です。

使用法

オプション --dllimport_runtime を使用すると、暗黙的な参照がすべて __declspec(dllimport) としてマークされます。暗黙的な参照とは、ユーザのソースコードには存在しないものの、コンパイラによって使用される参照のことです。以下に、暗黙的な参照の代表的な例を示します。
  • ライブラリに存在するコンパイラヘルパ関数。たとえば、ソフトウェア浮動小数点サポートのヘルパ関数があります。
  • C++ ランタイムライブラリに存在するランタイム型情報(RTTI)。
  • ユーザ指定の関数 (printf() など)を最適化して実装したもの。この場合、最適化した実装の基になっている、最適化されていない方のユーザ指定の関数が __declspec(dllimport) としてマークされていることが前提です。通常、DLL からどのライブラリ関数をエクスポートするかを表すヘッダファイルは、プラットフォームの DLL バージョンの C ライブラリと共に提供されます。
関連する参考文書
8.96 --guiding_decls、--no_guiding_decls
8.166 --rtti、--no_rtti
10.24 __declspec(dllimport)
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