8.183 --translate_gld

GNU ツールからのコマンドラインの変換を有効にして、GNU ld をエミュレートできます。

使用法

このオプションを使用すると、以下のいずれかが提供されます。
  • ARM Linux をターゲットとした完全な GNU ld エミュレーション
  • 個々の GNU ld コマンドライン引数をそれに相当する ARM コンパイラ引数に変換することによる、完全な GNU ld エミュレーションのサブセット
完全な GNU ld エミュレーションを提供するには、 --arm_linux_config_file も使用する必要があります。これらのオプションを組み合わせて使用することにより、設定ファイルによって指定された適切な GNU ライブラリのパスが選択され、デフォルト動作に対する変更が組み込まれます。
完全な GNU ld エミュレーションを目標とせずに、個々の GNU ld コマンドライン引数をそれに相当する ARM コンパイラの引数に変換するには、--translate_gld を使用して GNU ld をエミュレートします。ただし、--arm_linux_config_file と一緒には使用しないで下さい。この方法では完全な GNU ld エミュレーションを目標としていないので、ARM Compilation Tools のデフォルト動作が保持され、ARM Linux をターゲットとしたデフォルトの設定は行われません。ARM Compilation Tools に使用されるライブラリのパスとオプションのデフォルト設定は変更されません。

  • --translate_gld は、armcc を GNU リンカであるかのように呼び出すことによって使用されます。GNU リンカと直接関連する既存のビルドスクリプトによって使用されることだけを想定しています。
  • gcc モードと g++ モードでは、--translate_gld を指定すると、armcc がそれによって使用されるリンカとして報告されます。たとえば、gcc -print-file-name=ld のようになります。
変換の対象外にするオプションを選択して指定するには、 -Warmcc を使用します。
同じコマンドラインで複数の GNU 変換モードを指定すると、どれを使用すべきかコンパイラが正しく解釈できません。最初に指定された変換モードが使用され、コンパイラから警告メッセージが生成されます。例えば、「 armcc --translate_gcc --translate_gld」と指定した場合、--translate_gcc が使用されます。このとき、--translate_gld は無視されて、警告メッセージが生成されます。
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