8.201 -Warmcc,--gcc_fallback

ARM Linux のビルド時に、GCC を使用して失敗したビルド手順を再試行します。

使用法

GCC エミュレーションモードで armcc を使用すると、GCC の非互換性によって、コンパイル、アセンブリ、またはリンク手順が失敗する可能性があります。このオプションを使用すると、失敗した手順の GCC を用いた自動的な再試行がコンパイラに指示されます。armcc を使って正常に行われるビルド手順では、 GCC での再ビルドが行われません。失敗した手順は、それぞれ GCC を使用して再試行されます。たとえば、ビルドのすべてのソースファイルについてこのオプションを指定し、そのファイルの中のいずれかにサポートされない GNU 拡張機能(GCC 構文があるインラインアセンブリコード)が含まれている場合、armcc は警告を生成し、コンパイラは GNU ツールを使用して失敗したコマンドラインを再試行します。

たとえば、-Warmcc,--gcc_fallback のように、-Warmcc を使用するオプションを無視する 必要があります。

制約条件

このオプションは、エミュレーションモード(つまり、--translate_gcc--translate_g++、または --translate_gld を使用する場合)と、--arm_linux_config_file で指定される ARM Linux コンフィギュレーションファイルでのみ使用できます。コンフィギュレーションファイルを作成するには、既存の GNU ツールチェーンが存在していなければなりません(あるいは、PATH 環境変数で自動的に検出されるか --configure_gcc で指定されているか)。

armcc -c --translate_gcc --arm_linux_config_file=linux_config -Warmcc,--gcc_fallback -o example.o example.c
関連する参考文書
8.181 --translate_g++
8.182 --translate_gcc
8.183 --translate_gld
8.9 --arm_linux_config_file=path
8.11 --arm_linux_paths
8.10 --arm_linux_configure
8.34 --configure_gcc=path
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