12.12 __sadd8 コンパイラ組み込み関数

このコンパイラ組み込み関数を使用して、コンパイラによって生成される命令ストリームに SADD8 命令を挿入します。

4 つの 8 ビット符号付き整数の加算を実行することができます。加算の結果に基づいて、APSR の GE ビットが設定されます。

構文

unsigned int __sadd8(unsigned int val1 , unsigned int val2 )
各項目には以下の意味があります。
val1
第 1 の加数となる 4 つの 8 ビット値を保持します。
val2
第 2 の加数となる 4 つの 8 ビット値を保持します。

戻り値

__sadd8 コンパイラ組み込み関数は、以下を返します。
  • 各オペランドの先頭バイトを加算した結果が、戻り値の先頭バイトに格納されます。
  • 各オペランドの 2 番目のバイトを加算した結果が、戻り値の 2 番目のバイトに格納されます。
  • 各オペランドの 3 番目のバイトを加算した結果が、戻り値の 3 番目のバイトに格納されます。
  • 各オペランドの 4 番目のバイトを加算した結果が、戻り値の 4 番目のバイトに格納されます。
戻り値のバイトごとに、演算の結果に基づいて、APSR.GE の各ビットがセットまたはクリアされます。 res が戻り値の場合、以下のようになります。
  • If res [7:0] ≥ 0 then APSR.GE[0] = 1 else 0.
  • If res [15:8] ≥ 0 then APSR.GE[1] = 1 else 0.
  • If res [23:16] ≥ 0 then APSR.GE[2] = 1 else 0.
  • If res [31:24] ≥ 0 then APSR.GE[3] = 1 else 0.

unsigned int add_bytes(unsigned int val1, unsigned int val2)
{
    unsigned int res;
    res = __sadd16(val1,val2); /* res[7:0] = val1[7:0] + val2[7:0]
                                  res[15:8] = val1[15:8] + val2[15:8]
                                  res[23:16] = val1[23:16] + val2[23:16]
                                  res[31:24] = val1[31:24] + val2[31:24]
                                */
    return res;
}
関連する参考文書
12.14 __sel コンパイラ組み込み関数
10.153 ARMv6 SIMD コンパイラ組み込み関数
関連情報
SADD8
サチュレート命令
ARM 命令と Thumb 命令の概要
非機密扱いPDF file icon PDF 版ARM DUI0472LJ
Copyright © 2010-2015 ARM.All rights reserved.