UAL 以前の VFP ニーモニック

UAL ニーモニックでは単精度データの指定に .F32 を使用しますが、UAL 以前のニーモニックでは、命令ニーモニックに S を追加します。例えば、VABS.F32FABSS でした。

UAL ニーモニックでは倍精度データの指定に .F64 を使用しますが、UAL 以前のニーモニックでは、命令ニーモニックに D を追加します。例えば、VCMPE.F64FCMPED でした。

Table 40 は VFP ベクタモードの影響を受ける命令の UAL 以前のニーモニックを示しています。その他のすべての VFP 命令では、LEN および STRIDE の設定にかかわらず、常にスカラ演算が実行されます。

Table 40. UAL 以前の VFP ニーモニック

UAL ニーモニック対応する UAL 以前のニーモニック
VABSFABS
VADDFADD
VDIVFDIV
VMLAFMAC
VMLSFNMAC
VMOV(イミディエート)FCONST [a]
VMOV(レジスタ)FCPY
VMULFMUL
VNEGFNEG
VNMLAFNMSC
VNMLSFMSC
VNMULFNMUL
VSQRTFSQRT
VSUBFSUB

[a] VMOV(イミディエート)のイミディエートは、ロードする浮動小数点数です。FCONST のイミディエートは、ロードする浮動小数点数を生成する命令でエンコードされる数値です。詳細については、FCONST のイミディエート値を参照して下さい。


Show/hideFCONST のイミディエート値

Table 41 には、FCONST を使用してロードできる浮動小数点値を示しています。最後にくるゼロはわかりやすいように省略してあります。FCONST 命令に含める必要のあるイミディエート値は、2 進数 abcdefgh の 10 進数表記です。各部分には以下の意味があります。

a

正の数値の場合は 0、負の数値の場合は 1 です。

bcd

列見出しに表示されます。

efgh

行見出しに表示されます。

また、0x の後に 16 進数表記法を使用することもできます。

Table 41. FCONST で使用できる浮動小数点値

 bcd000001010011100101110111
efgh         
0000 2.04.08.016.00.1250.250.51.0
0001 2.1254.258.517.00.13281250.2656250.531251.0625
0010 2.254.59.018.00.1406250.281250.56251.125
0011 2.3754.759.519.00.14843750.2968750.593751.1875
0100 2.55.010.020.00.156250.31250.6251.25
0101 2.6255.2510.521.00.16406250.3281250.656251.3125
0110 2.755.511.022.00.1718750.343750.68751.375
0111 2.8755.7511.523.00.17968750.3593750.718751.4375
1000 3.06.012.024.00.18750.3750.751.5
1001 3.1256.2512.525.00.19531250.3906250.781251.5625
1010 3.256.513.026.00.2031250.406250.81251.625
1011 3.3756.7513.527.00.21093750.4218750.843751.6875
1100 3.57.014.028.00.218750.43750.8751.75
1101 3.6257.2514.529.00.22656250.4531250.906251.8125
1110 3.757.515.030.00.2343750.468750.93751.875
1111 3.8757.7515.531.00.24218750.4843750.968751.9375

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