タイプ 1 のイメージ:1 つのロード領域と連続する実行領域

このタイプのイメージは、ロードビュー内の 1 つのロード領域と、実行ビュー内の 3 つの実行領域から構成されます。 実行領域はメモリマップ内で連続して配置されます。

--ro_base address を使用すると、RO 出力セクションを含んでいる領域のロードアドレスと実行アドレスを指定できます。 以下の例では、--ro_base 0x040000 を使用することと同じ意味を持つスキャッタロード記述を示しています。

Example 34. 1 つのロード領域と連続する実行領域

LR_1 0x040000     ; LR_1 という名前のロード領域を定義し、0x040000 から開始する。
{
    ER_RO +0      ; 最初の実行領域は ER_RO という名前で、前の領域の末尾から開始する。
                  ; ただし、前の領域は存在しないため、アドレスは 0x040000 になる。
    {
        * (+RO)   ; すべての RO セクションはこの領域に連続して配置される。
    }
    ER_RW +0      ; 2 番目の実行領域は ER_RW という名前で、前の領域の末尾から 
                  ; 開始する	。 アドレスは 0x040000 + ER_RO 領域のサイズになる。
    {
        * (+RW)   ; すべての RW セクションはこの領域に連続して配置される。
    }
    ER_ZI +0      ; 最後の実行領域は ER_ZI という名前で、前の領域の末尾 
                  ; 0x040000 + ER_RO 領域のサイズ + ER_RW 領域のサイズ 
                  ; から開始する。
    {
        * (+ZI)   ; すべての ZI セクションはここに連続して配置される。
    }
}

この例では、以下のようになります。

--reloc オプションを使用すると、再配置可能なイメージを作成できます。 --reloc を単独で使用すると、単一のロード領域の属性が RELOC に設定される、単純タイプ 1 に似たイメージが生成されます。

Show/hideropi の例

この例では、実行領域はメモリマップ内で連続して配置されます。 ただし、--ropi を指定すると、RO 出力セクションを保持するロード領域と実行領域が位置非依存としてマークされます。

以下の例では、--ro_base 0x010000 --ropi を使用することと同じ意味を持つスキャッタロード記述を示しています。

Example 35. 位置非依存コード

LR_1 0x010000 PI        ; 最初のロード領域を 0x010000 から開始する。 
{
    ER_RO +0            ; PI 属性が親から継承される。
                        ; デフォルトの実行アドレスは 0x010000 だが、コードは移動できる。
    {
        * (+RO)         ; すべての RO セクションはここに配置される。
    }
    ER_RW +0 ABSOLUTE   ; PI 属性が ABSOLUTE によってオーバーライドされる。
    {
        * (+RW)         ; 次に RW セクションが配置される	。 このセクションは移動できない。
    }
    ER_ZI +0            ; ER_ZI 領域は ER_RW 領域の後に配置される。
    {
        * (+ZI)         ; すべての ZI セクションはここに連続して配置される。
    }
}

RO 実行領域である ER_RO は、ロード領域 LR_1 から PI 属性を継承します。 次の実行領域 ER_RWABSOLUTE としてマークされ、+offset 形式のベース指定子が使用されます。 このため、ER_RW には ER_ROPI 属性が継承されません。 また、ER_ZI 領域のオフセットに +0 が設定されているため、この領域は ER_RW 領域の ABSOLUTE 属性を継承します。

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