3.3 イメージのロードビューと実行ビュー

イメージの領域は、ロード時にシステムのメモリマップ内に配置されます。メモリの領域の場所は実行中に変更される可能性があります。

イメージを実行するには、その前にいくつかの領域を実行アドレスへ移動し、ZI 属性を持つ出力セクションを作成しなければならない場合があります。例えば、初期化された RW データを、ROM 内のロードアドレスから RAM 内の実行アドレスにコピーしなければならない場合があります。

イメージのメモリマップには、以下の 2 つの異なるビューがあります。

ロードビュー

このビューは、イメージがメモリにロードされるときの各領域と各セクションのアドレス、つまり、イメージの実行が開始される前の位置を示します。

実行ビュー

このビューは、イメージの実行中における各領域と各セクションのアドレスを示します。

以下の図は実行専用(XO)セクションがないイメージのこれらのビューを示します。

図 3-2 XO セクションがないイメージのロードメモリマップと実行メモリマップ
この図を表示するには、ご使用のブラウザが SVG 形式をサポートしている必要があります。ネイティブでサポートしているブラウザをインストールするか、次のような適切なプラグインをインストールします。Adobe SVG Viewer。.

以下の図は、XO セクションがあるイメージのロードビューと実行ビューを示します。

図 3-3 XO セクションがあるイメージのロードメモリマップと実行メモリマップ
この図を表示するには、ご使用のブラウザが SVG 形式をサポートしている必要があります。ネイティブでサポートしているブラウザをインストールするか、次のような適切なプラグインをインストールします。Adobe SVG Viewer。.

以下の表では、ロードビューと実行ビューを比較説明しています。

表 3-1 ロードビューと実行ビューの比較

ロードビュー 説明 実行ビュー 説明
ロードアドレス イメージの実行開始前まで、そのイメージ内のセクションまたは領域がロードされているメモリ内のアドレス。セクションまたは非ルート領域のロードアドレスは、実行アドレスと異なっていても構いません。 実行アドレス イメージの実行中に、そのイメージ内のセクションまたは領域が位置するアドレス。
ロード領域 ロード領域ではロードアドレススペースのメモリの連続するチャンクのレイアウトについて説明します。 実行領域 実行領域では実行アドレススペースのメモリの連続するチャンクのレイアウトについて説明します。
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3.4 リンカでイメージのメモリマップを指定する方法
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